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ルーヴル美術館の名画フェルメールと「風俗画」の巨匠たち なぜ「天文学者」はキモノを着ているのか?

尾崎彰宏

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093884037
ISBN 10 : 409388403X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2015
Japan

Content Description

目次 : 第1章 「風俗画」の謎と魅力(なぜ「天文学者」はキモノを着ているのか?―フェルメール『天文学者』/ 「あの世の幸せ」と「この世の幸せ」を天秤にかける―マセイス『両替商とその妻』/ ほんとうに騙されているのは誰か?―レニエ『女占い師』 ほか)/ 第2章 「日常生活のなかの美」を求めて(文字を学ぶ子ども―テル・ボルフ『読み方の練習』/ 日々の営み―ダウ『田舎の料理人の女』または『水を注ぐ女』/ 母と子の情愛―フェルコリエ1世『授乳する女性』 ほか)/ 第3章 「ルーヴル美術館の名画」にみるヨーロッパ絵画の仕組み(ヨーロッパ絵画の仕組みと「風俗画」の誕生/ ルーヴル美術館、その絶え間なき挑戦/ 「時のギャラリー」という体験)

【著者紹介】
尾崎彰宏 : 1955年福井県生まれ。美術史家。東北大学大学院文学研究科教授。東北大学大学院文学研究科博士課程後期退学(美学・西洋美術史専攻)。専門はネーデルラント美術を中心とした西洋美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • すみの

    『日常を描く』、風俗画の中にある謎と魅力に観点を置いた監修。また、浮世絵に学んだ風俗画の観賞ポイントも。ちょうどルーヴル美術館展開催の今年。表紙フェルメールの天文学者が初来日とか。6月1日までは国立新美術館で、それ以降9月末までは京都市美術館でお目にかかれる。神話や聖書題材の作品も素晴らしいが、当時の日常生活が伺える作品も面白く、人間の価値観の変化、流行り、生活様式が知れる貴重な作品群。

  • 菊地

    2015年のルーヴル美術館展合わせの公式本。展示会の図録よりも読みやすく仕上がっている。展示された絵に込められた意味・寓意などについて解説してくれている。当時の美術展には参加したけど、行く前に読めてたらもっと楽しめてたかもしれないのでそういう意味では悔しさはありますね。絵画の意味を深く理解できるようになるいい本でした。

  • 森香

    絵に描かれた若い男女と一匹の犬。男女にあるのは不実の愛かそれとも誠実な愛か?……といった名画の謎解きがつまった本。暗喩が好きな人におすすめ。

  • Masa

    夢前分館。2015年新国立美術館「ルーブル美術館展」オフィシャルブック。美術館に行きたいですが、人波に揉まれてグッタリ、絵を楽しむことなく美術館から掃き出されてしまうのがオチで最近は行けて無いです。西洋「風俗画」と日本「浮世絵」を並べる企画は面白いですね。隅々まで色で(大概は暗闇に沈んでいる)埋めねばならない西洋絵画に対して浮世絵は洒脱な空気感が満ちています。シャルダン「食前の祈り」見たいですね。

  • しこみ

    ルーブル美術館展の公式本。風俗画は当時の時代背景と庶民が大切にしていた価値観が伝わってくる。それは説明を受けないとわからないことなので展示会の時は本を買わないとなと思った。学校で作品を覚えさせられるが風俗と結び付けないとすぐ忘れる。例えば着物の需要に入荷が追い付かなかったというのは当時の日本に大量生産の仕組みがなく大きく儲けるより貿易を制限することに利点があったのだと考えるしその需要を察知した薩摩は幕府を超えて貿易をやって雄藩にまでのし上がったというとこまで空想する。それで興味もわく。企画としてよかった。

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