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ガラスと雪のように言葉が溶ける 在日韓国人三世とルーマニア人の往復書簡

尹雄大

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784479394563
ISBN 10 : 4479394567
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本語を通して描かれる、それぞれの「言葉」と「身体」をめぐる旅!

目次 : はじめまして 尹より/ 尹さんへ イリナより/ 踊る祖母 尹より/ 人間の住むところ イリナより/ 生まれることと生きること 尹より/ ズレについて、そして生まれることについて イリナより/ 母には感情を出せませんでした 尹より/ 病気と世界の終わりと向き合う イリナより/ 私の痛みを大事にする 尹より/ PTSDと生きる イリナより/ 暴力の渦中に身を置く 尹より/ ガラスと雪のように言葉が溶ける イリナより/ 目に映るものを超えていく感性 尹より/ 4月中旬の青森県 イリナより/ 山海の幸とルサンチマン 尹より/ ノマドではなく迷子 イリナより/ 偏って生きることの自覚ということ 尹より/ 太陽の味(豊かさについて) イリナより/ 桜島のほとばしり、風土の力 尹より/ 漬物石 イリナより/ 痛みに思いを馳せる 尹より/ 木漏れ日 イリナより/ 正しさを叫ぶよりケアをしたい 尹より/ 塩っぽい味 イリナより

【著者紹介】
尹雄大 : 1970年、神戸市生まれ、テレビ制作会社勤務を経てライターになる。身体や言葉の関わりに興味を持っており、その一環としてインタビューセッションを行なっている

イリナ・グリゴレ : 文化人類学者。1984年ルーマニア生まれ。2006年に日本に留学し、一時帰国後、2009年に国費留学生として再来日。弘前大学大学院修士課程修了後、2013年に東京大学大学院博士課程入学。青森県内を主なフィールドとし、獅子舞や女性の信仰を研究。2023年よりバヌアツで女性を対象としたフィールドワークを開始。キーワード:イメージ、自然観、死生観、有用植物、霊魂。遠野文化研究センター研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイティ

    読むごとにどんどん良くなっていき、たくさん折り目をつけた。日本語が母語ではあるが、慣れないように努める在日三世の尹さんと、生活言語として日本語を使うイリナさん。とはいえ、その距離や存在感の複雑さについての話でなく、言葉と身体性を軸に互いが見ている世界について幅広くやり取りが展開する。本書のタイトルのフレーズが出てくる部分のイリナさんの手紙が、特に素晴らしい。はっきりした考えを率直に綴るイリナさんと、個人的な体験やエピソードを交えた持論を柔らかい言葉で表現する尹さん。期待以上に骨太かつ崇高な1冊だった。

  • ishida

    2人ともそれぞれの肌感覚で感じたことを伝え合っていて、それはそれで良いのだが、なんとなく中途半端な気がしてしまった

  • yuyuCh

    話が噛み合っているわけではないのに何かが生じている感じがあり目を切ることができなかった。いや、目は切っているのだけど、自分なりに断片を感じようとした。

  • mimei

    イリナ・グリゴレの文章とモノの見方がやっぱりすき。言葉が、散文としてではなくて、身体とイメージ、光と音、植物や動物、痛みや速度、そういったものと直接に結びついている。わたしが普段使っている無意識の言葉ではなくて、意識的で、異質性を感じさせる。詩や音楽のよう。

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