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ISBN 10 : 4794226918
Content Description
「ドラフトでチームが変わる」をみごとに証明してみせた阪神タイガース。
低迷を続けていたチームはいつ、どのようにして変貌を遂げたのか?
ドラフト研究の第一人者が、2000年以降の苦難のチーム編成と各年度のドラフトにおける
指名傾向を振り返りながら、球団の進化のプロセスを解き明かす。
阪神の歩みとともに、チームを「強くする指名」「弱体化を招く指名」の傾向も浮き彫りになる
プロ野球ファン必読の一冊!
<本書より引用>
《本書は2000年に上梓した年度版の『プロ野球 問題だらけの12 球団』で阪神タイガースをどのように批評してきたかを振り返るのと同時に、球界再編騒動、ドラフト改革、セ・パ交流戦導入、WBCの開催など、球界を取り巻く騒動や新たなイベントと重ね合わせながら、阪神がどのように動いてきたかも俯瞰している。》
《90年代から15年までの阪神のスターティングメンバーに名をつらねたドラフト1位の野手は今岡誠(96年1位)と鳥谷敬(03年自由獲得枠)しかいなかったが、23 年は近本、大山、佐藤輝明、森下の4人を数える。「ドラフト1位野手」のスタメン定着はチームの方針が正常に働いている象徴なので、23年はフロントと現場の一体感が強く感じられた。》
《「野球は守りから」と多くの野球人が言うが、それは日本シリーズなど短期決戦の場合に限られ、約半年間(143試合)にわたって繰り広げられるペナントレースでは攻撃陣の後押しがなければ勝ち抜くことは難しい。長いあいだ、ドラフト上位で即戦力に的を絞った投手ばかり指名してきた阪神が1度も2年連続優勝できなかったのは私の目から見れば当たり前である。》
《日本一になった23 年のオフシーズン、岡田彰布監督がFA選手にまったく興味を示さなかった態度は頼もしく映った。今後、阪神の黄金時代を築き上げるのはドラフトとファームの育成を経た若手だと、無言で示したように私には見えたからだ。》
【著者紹介】
小関順二 : スポーツライター。1952年神奈川県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。プロ野球のドラフト(新人補強)戦略の重要性に初めて着目し、野球メディアに「ドラフト」というカテゴリーを確立した。CSテレビ局スカイ・A sports+が中継するドラフト会議の解説を1999〜2021年まで務める。同会議の中継は20年度の衛星放送協会オリジナル番組アワード「番組部門中継」の最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ハッピー
読了日:2024/05/19
あーさー
読了日:2024/07/22
アヤノトリロー
読了日:2024/06/05
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