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アウトバーンとナチズム Minerva歴史叢書クロニカ

小野清美

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623065912
ISBN 10 : 462306591X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2013
Japan

Content Description

環境先進国として名高いドイツ。多くの民族の虐殺が行われたナチス体制期にエコロジー的認識が高まったのはなぜか。本書は、ナチス期テクノクラートの世界を代表するトットと景観工学士ザイフェルトのアウトバーン建設・景観形式をめぐる対立と協働の全体像を明らかにし、開発・巨大技術と自然の融和、自然環境保全への格闘とそれらが残した正負の遺産を描き出す。教養市民層とナチズム、ロマン主義とナチズムという問題に挑戦し、「アウトバーン建設」という切り口から、ナチスの新たな捉え方へと導く一冊。

目次 : 序章 「緑」のアウトバーン/ 第1章 郷土保護運動の成立と展開/ 第2章 フリッツ・トットと「ドイツ技術」理念/ 第3章 第三帝国におけるアウトバーン建設/ 第4章 景観形成とエコロジー/ 第5章 「ステップ化論争」とザイフェルトの自然観/ 第6章 ナチ東方ゲルマン化政策と景観形成/ 終章 景観エコロジーとナチズム

【著者紹介】
小野清美 : 1948年徳島県生まれ。1979年名古屋大学大学院法学研究科博士課程中退。現在、大阪大学大学院法学研究科教授、博士(法学)。『テクノクラートの世界とナチズム』ミネルヴァ書房、1996年(第九回和辻哲郎文化賞(学術部門)受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おっとー

    誰かこの内容を理解できる方がいたら教えてください…。自分がドイツ史に苦手意識をもった全ての要素を凝縮した本。専門的な単語や理論が解説もなく羅列され、細かいテーマばかりに焦点があたり、事実と資料の記述ばかりで解釈や物語性が皆無…。どうやったら面白く読めるんだろ。工業的なアウトバーンと自然や景観を両立するってテーマとしては面白いのに、なぜこんな微に入り細を穿つ記述に終始してしまうのか。

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