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ディア・オールド・ニュータウン

小野寺史宜

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041155387
ISBN 10 : 404115538X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

歳をとったニュータウン。オールド・ニュータウン。
おれが育った町。離れて、戻った町。離れる前よりは根づけたような気がする。

母が亡くなり、父が遺した日本そば屋を継いだ鳴樹。店がある蜜葉市みつばは、造成後50年が過ぎたニュータウンで高齢者が多く、周りに同業者はいない。出前サービスで商機を見いだそうとする鳴樹だったが――。

【著者紹介】
小野寺史宜 : 1968年、千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞。08年、第3回ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作の『ROCKER』で単行本デビュー。19年、『ひと』が本屋大賞2位に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    小野寺 史宜は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、オールド・ニュータウン二代目新米蕎麦屋奮闘記の佳作でした。自宅の近くに蕎麦屋がありますが、ハズレなので、「蕎麦 ささはら」の様な店に置き換わって欲しいと思います。蕎麦粉のモンブランを是非食べてみたい。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322407001329/

  • おしゃべりメガネ

    小野寺さん作品のオールスターが本作に集結といっても過言ではないなんとも贅沢な作品。両親が遺したそば屋『ささはら』を継いだ「鳴樹」と幼なじみ「小枝」がつなぐ、ステキな人間ドラマ。もうとにかく過去これまでの小野寺さん作品の中からあの人もこの人も次から次へと登場します。気になっていたあの人のその後なんかもわかり、なんともお得感ありありな作品に仕上がっています。でも何よりステキなのは「鳴樹」と「小枝」のやりとり。会話のテンポの良さは小野寺ならではの描写。小野寺さん作品のファンは必読で、過去作品は再読必至ですね。

  • hiace9000

    小野寺シェアワールドみつば市、あの人、あの店、懐かし住民も総動員。このまちで暮らし、生き、歳をとる。住んでもないこのまちにふと覚える郷愁も、小野寺ファンならでは。初読みの人にとっては、ミステリでもあるまいし何故登場する全員フルネーム?その人物背景いる?と思われても仕方なし。でも、いる。ある男ある女ではなく、例えば荒瀬康恵さんであり、木場忠道さんなのだから。確固たる人格と関係性、そこで出会い言葉を交わせば、それは大なり小なり自分に変化をもたらす。人と人が織りなし優しく息づく古いのに新しいまちが、ここにある。

  • いつでも母さん

    みつばシリーズは挫折した私だが、知らなくても全然大丈夫。いつもの小野寺さん。安心して読める。優しさに包まれ、登場人物がみな善人なのが沁みるのだ。そこを小野寺作品に求めてるのは私だけじゃないはず。痛くてキツクて・・そんな作品が続いて硬くなった私の心が、ゆっくりじんわり解けていくのが心地よかった。近くに『ささはら』があったらなぁ。

  • のぶ

    小野寺さんが本作に選んだのはお蕎麦屋さん。舞台はいつもの蜜葉市みつば。主人公は父が遺した日本そば屋を継いだ笹原鳴樹。父の時代にやっていなかった出前サービスで商機を見いだそうとした鳴樹は、幼なじみの小枝に声をかける。自分の幼い頃によくあった出前サービスにノスタルジーを刺激される。小野寺さん特有の短い言葉の積み重ねで紡がれる文章は、読みやすく心地が良い。オールド、ニュータウンの住民との触れ合いに心が温まる。悪い人も出てこないし、こんなお店のある街は住み心地が良い事だろう。

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