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タッグ 角川文庫

小野寺史宜

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041150214
ISBN 10 : 4041150213
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

コーナーの最上段から飛んで、リングに横たわる相手に体を浴びせる――得意技のバタフライ・プレスを武器に戦う、ベイビーフェイスのプロレスラー・戸部栄純。プロレス界のスターとしてリングに立ち続ける中、妻・美鶴が急逝した。残されたふたりの子どもを育てるため、プロレスを引退し居酒屋を始めた栄純。がむしゃらに生きているうちにあっという間に10年が過ぎ、子どもたちは親離れの時期を迎える――。大学入学、就活、そして親しい人との別れ。家族というチームから出て「これから」を探しはじめる戸部家の面々は、どんな人とタッグを組むのか。ひとり欠けた家族がそれぞれの道を歩き出す、まっすぐで優しい愛にあふれた物語。

【著者紹介】
小野寺史宜 : 1968年、千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞。08年、第3回ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作の『ROCKER』で単行本デビュー。19年、『ひと』が本屋大賞2位に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おしゃべりメガネ

    小野寺さんのいきなり文庫での作品。最愛の妻を突然失い、プロレスラーを引退して居酒屋を始めた「戸部」と残された二人の子供のやりとりが綴られています。子供といっても長男は就活、長女は女子大生なのでしっかりと自立しています。妻を亡くした「戸部」目線の話と母を亡くした子供たち目線の話がそれぞれに描写されてますが、シリアスな描写はほとんどなく、安心して読んでいけたのは小野寺さんならではなのかなと。苦楽を共にしてきた家族それぞれのきっかけにおいて、「これから」の未来をどう生きていくかがほんわかと温かく綴られています。

  • Karl Heintz Schneider

    かつては花形プロレスラーだった戸部栄純だが、最愛の妻の死後、二人の子供を育てるために引退し、居酒屋を始めることに。表紙絵といいテーマといい、これまでの小野寺作品とは、かなりテイストが違う。直前に読んだ「蕎麦打ち万太郎」と内容がカブり、読みながら、あれ?これって原宏一さん?と錯覚。前職が片やプロレスラー、片や相撲取り。現職が片や居酒屋、片や蕎麦屋。偶然とはいえ、あまりにも似過ぎている。同じ時期に発売されたのは偶然?必然?

  • aoringo

    元プロレスラーの花形選手だった男の営む居酒屋。妻を亡くしてから十年。男手一つで育てた息子と娘も大学生になり、それぞれの道を歩もうとしている。子供達だけでなく、バイトの面々、後輩、元同僚、修行先の師匠。彼の周りを見れば気持ちの良い男だということが伝わってくる。最後の夫婦の出会いのエピソードも素敵。読んでいるこちらまで幸せな気持ちになれる理想の二人だった。

  • みゆ

    穏やかな本が読みたくて小野寺さんをチョイス♪ 連作短編4話、千駄木で居酒屋を営む元プロレスラーのお話。江戸川区じゃないんだ(笑)でも駅名・路線をじゃんじゃん出してくるのが小野寺さん('∇^d)☆!! いつも通り自然体の会話が心地いいんだけど、大きな事件があるでもなく、元プロレスラーの設定もソレ必要?って感じだったんだけど、最終話で一気にキタ――(゚∀゚)――!! いい男だねぇ♡♡ 気後よく読了(o^^o)

  • tetsubun1000mg

    小野寺さんの作品でプロレスが扱われたのは記憶にないんだけど。 全日本プロレスのザファンクスvsブッチャー&シークの一戦が出てきたのでかなりのプロレスファンだと思われる。 後楽園ホールでの試合のシーンも出てくるので試合に通われたのかな。 いつもの淡々とした日常を描かれることが多い小野寺作品としては、登場人物がいくらか骨太の印象がある。 これは元プロレスラーが居酒屋店主として主役になっているからだろうか。 居酒屋の店主、娘、息子それぞれの家族、相方、恋人などとのタッグが描かれていて暖かい気持ちが伝わってきた。

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