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日本庭園の歴史と文化

小野健吉

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642016513
ISBN 10 : 4642016511
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

古代の庭園遺構から寺院・貴族・大名らの庭園、そして近代庭園まで。庭園研究の多彩な成果をカラー図版とともに紹介。様々な時代背景や造園意図のもと、豊かな風土の中で育まれた日本庭園の歴史と文化を解き明かす。

目次 : 第1章 飛鳥・奈良時代の庭園遺構と東院庭園/ 第2章 平安時代初期における離宮の庭園―神泉苑と嵯峨院をめぐって/ 第3章 臨池伽藍の系譜と浄土庭園/ 第4章 『春日権現験記絵』に描かれた藤原俊盛邸の庭園/ 第5章 永禄八年の京都の庭園の形態と機能―フロイス『日本史』の記述から/ 第6章 醍醐三宝院の作庭―『義演准后日記』の記述から/ 第7章 『江戸図屏風』に描かれた寛永期の江戸の庭園/ 第8章 平安神宮神苑築造記録から読む小川治兵衛と近代京都造園事情

【著者紹介】
小野健吉 : 1955年、和歌山県に生まれる。1978年、京都大学農学部林学科卒業。現在、独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所副所長、京都大学大学院人間・環境学研究科客員教授。博士(農学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    かなり昔からの庭園の歴史をそれぞれかなりの資料や写真などを使って説明してくれています。ここに掲載されている庭園はどれも見たことがないのですが、昔の絵図や現在の写真での対比など近くにあるところは尋ねてみたくなりました。このような庭園に絞って歴史を眺めている本は珍しいと思いまた。

  • 1.3manen

    カラー写真が嬉しい。玉稿8本をまとめた1冊(B頁)。外国人観光客向けに、英訳などが出ると素晴らしいと思う。日本庭園の曲池・州浜・景石デザインは、7C末の唐長安城・洛陽城の庭園デザインをもとに、平城京遷都と時を同じくして導入(17頁)。本邦初の臨池伽藍の事例は阿弥陀浄土院。761年光明皇太后の一周忌斉会のために造営(48頁)。源信『往生要集』の根幹は、厭離穢土、欣求浄土(54頁)。観想念仏を称名念仏より優位にし、平生の念仏とともに臨終の念仏を強調(55頁)。

  • にがうり

    図書館本。庭園史の研究者である著者の論文八編を収録。興味のあるフロイスと江戸の庭園の二編を読んであとは斜め読み。庭園史の研究材料でもある屏風絵の写真が小さいながらきれいで見とれた。つい最近ツイッターでたまたま知ってフォローした藤原印刷さん。いい仕事してます。

  • nranjen

    図書館本。日本庭園ってなんだろう?素朴な疑問から手に取った本。別個の8つの論文からなる本で、様々な題材や多様な切り口から述べられているものの、飛鳥奈良、平安、鎌倉、江戸など、それぞれの時代の特徴をなす庭園の分析が行われており、日本庭園のなんたるかが俯瞰されているようだ。興味深かったのはやはり江戸。それぞれ現存しているものも、遺構や文書(絵画)のみのものもあるが、これだけの長き間に渡って愛されてきた庭園という文化は大変貴重なものだと思った。

  • chang_ume

    やはり奈文研らしく読みどころは古代の調査事例です。飛鳥時代〜奈良時代にかけての庭園デザインの飛躍的な変化について、大陸王朝(唐)からの影響を重視しながら、画期を「平城宮東院庭園後期」に置く。本書刊行後の「飛鳥京跡苑池(北池)」2018年調査が、この解釈にどう整合するか興味深い。一方で「曲池」プランの示準である「唐落陽上陽宮」は、卵石護岸の「非州浜的」な形状であるのに対して、日本の事例は「州浜」が主体。これを新文化を受容した側の選択的な反応と見るのはたやすいが、では州浜の系譜はどこからという問いは残る。

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