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現代文学論争

小谷野敦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480015013
ISBN 10 : 4480015019
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2010
Japan

Content Description

かつて「論争」がジャーナリズムの華だった時代がある。本書は、臼井吉見「近代文学論争」の後を受け、1970年以降の論争を詳説。新聞・雑誌が、もはや論争を扱わなくなった現在の状況に一石を投じる書。

【著者紹介】
小谷野敦 : 1962年茨城県生まれ。本名読み・あつし。東京大学文学部英文科卒。同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。1990‐92年、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学に留学。学術博士(超域文化科学)。大阪大学言語文化部助教授、国際日本文化研究センター客員助教授などを経て、文筆業。文芸批評、小説、演劇、歴史、男女論などフィールドは幅広く、独自の「男性論」を展開。著書に『聖母のいない国』(河出文庫、サントリー学芸賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ステビア

    小谷野先生の面目躍如といったところである。不毛な論争が多いなと思った。

  • 柳田

    数えたら、小谷野本は単著はこれでたぶん59冊目になる。ずいぶん読んだなあと思うが、重厚な伝記などがまだだいぶ残っているのでぼちぼち読んでいきたい。本書はタイトルの通り、現代日本での文学をめぐる論争を17集めたものだが、ノンフィクションの面白さがある。しかし、著者も書いている通り、活字上での論争というのはどんどん縮小してしまっているのだろう。この本は臼井吉見『近代文学論争』という本のあとを受けて書かれたそうだが、臼井著は75年に上下巻が刊行。本書のあとを受けて新しい本が書かれるのは何年あとになるだろうか。

  • May

    小谷野氏2作目かな。反感、批判を恐れない批評のオンパレード。「平地に波乱を起こすように論争を起こすことが好きだというわけではな」いとのことだが、とにかくおかしいことはおかしいと言わないとすまない性格らしい。よって、あちらもこちらもビシビシと批判する。ただし、評価すべきところはきちんと評価しているので、私としては好ましい態度だと思っている。かくありたいとも思う。しかし、(書かれていることが大筋で正しいという前提付きではあるが、)文芸評論のいい加減さよ。ユリイカ太宰号をつまらんと思った私は正しいと実感したよ。

  • モリータ

    宮沢賢治論争のところだけ読み直し。関連のものを読むなら国柱会とか石原莞爾・大川周明とかとの関係のがいいかな。玉石混交だろうけど。

  • kokada_jnet

    この著者にしてこの題材。面白くないわけがない。論争の原資料を丁寧に拾い、ゴシップや私見も大胆に交えながら、まとめていく。「江藤淳の論争」「筒井康隆の戦い」といった章もこの本にあるが。「小谷野敦の戦い/論争」を誰かにまとめてもらいたい。

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