Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• ふみあき

  読了日：2025/07/25

  著者の年来のファンだが『絶歌』の出版を巡る騒動では、それに批判的な論者たちを「遺族ファシズム」などと揶揄しているのは理解に苦しむ。『なぜ悪人を殺してはいけないのか』を書いた人とも思えない。この件で著者は栗原裕一郎から絶交されたと言うが、これでは仕方ない気も。他にも人間関係の軋轢の数々が語られるが、ますます性狷介になってきた印象。他人に一方的に期待して、勝手に幻滅するタイプなのだろうか？　本書後半、ブログに掲載されていた文章は文字も小さく、およそ通読できるものではなかったので、興味のある箇所を拾い読みした。

• kokada_jnet

  読了日：2025/10/12

  全作品を読んでいる著者の最新刊。『出版ニュース』に「凍雲篩雪」の題名で2012年から2018年まで連載したエッセイと、ブログの記事の2018年から2025年分からの抜粋。500頁を超える本なので、名前の索引がほしかった。比較的に古い時代のエッセイもあるが、この著者はずっと同じことを言い続けている人なので、特にそのことによる違和感はない。ブログ記事は「マイナー文学者／マイナー文化への言及」「メジャーな文学者の、事細かな事実の提示」の３種類で構成。吉村昭の意外な面が知れる『蟹の縦ばい」（中公文庫）が読みたい。

• 2021 GT

  読了日：2025/09/28

  13年にわたる時評集なので分厚いがトピックが短いので割と読み進めるのに苦労はなかった。 嫉妬や妬みを隠さず率直に表現するところは自分的には好感が持てた。

• 金北山の麓に生まれ育って

  読了日：2025/08/03

  【呉智英以上の失速か 】「もてない男」だけ読んでいたが言ってることが無茶苦茶だ、山崎・江藤ぐらいになりたかったが半分ぐらいは出来た？天皇制が自然消滅？ウジウジと女の腐ったような不真面目な言い草も不快で、知識人のつもりならいい加減にしてくれと止めようとパラパラすると精神を病んでるよう、壊れてる様子を楽しむ自分に自己嫌悪しつつ読み通す。コミュ力に難あり孤立、自分に真直ぐ向き合えずひたすらひねくれてこうなったのか、否こうなりたかったのか？呉智英の衰退は辛いが常識人なのは救いだが小谷野氏は壊れて破滅に向かうのか？

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