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名前とは何かなぜ羽柴筑前守は筑前と関係がないのか

小谷野敦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791765973
ISBN 10 : 4791765974
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2011
Japan

Content Description

武家官位の最新の研究をふまえ、歴史上「名前」とは何であったのか、日本人の名前がいかなる変容をたどってきたのかを解き明かす。稀代の論客・小谷野敦が、名前の不思議を徹底探求。

【著者紹介】
小谷野敦 : 1962年茨城県生まれ、埼玉県育ち。比較文学者、作家。東京大学文学部英文学科卒。同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士。『聖母のいない国』(サントリー学芸賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • harass

    久しぶりにこの著者の本を借りる。歴史上の人物名についてくる武家官名や諱(死後に名付けられる名)などの薀蓄エッセイ。個人的に歴史にはあまり興味がなく知識も乏しいのもあって、借りるの失敗したかと思いつつなんとか読み通す。考えてみると、我々近代の人間には、名前は一つだけという常識があるが、歴史で習う人物には幼名など当たり前。名前も正確な読み方がわからない物が多いのだそうだ。最後は匿名についてで、戦前の出版での匿名とネット社会のことも。あくまでもユルイいつもの著者だった。ファンであれば。

  • きみたけ

    著者は比較文学者で作家の小谷野敦氏。かねてから「筑前守」といった武家官位、つまり実態とは何の関係もない、律令制度下の名前を名乗る制度に関心を持ち、人名というものについて考察。前半は戦国時代や歴史上の人物の「武家官位」「氏・姓」「諱」などについて、後半は外国人の名前、匿名とは何かなど、人名について幅広く展開しています。 面白かったのは、普段は諱では呼ばないので、吉宗が大岡越前を「忠相(ただすけ)」と呼ぶのはあり得ず、本来なら「越前」。 「細川ガラシャ」は間違って定着したもので本来は「明智玉(玉子)」が正解。

  • へくとぱすかる

    歴史上の人物の名前が、どのようにつけられたのか、という、普通の歴史の本には出てこない、一歩外側の枠からの疑問に、見事に答えてくれた本。律令時代の貴族に与えられた官職名を、武士の世の中に適用したときに生まれたズレこそが、タイトルに代表される違和感というわけ。早い話が、秀吉が「筑前守」なのは、信長が、朝廷に相談せずに勝手につけた(笑)のである。こうして官職名(モドキを含む)が、日本中に拡散、庶民の名前にまで浸透していく。私たちは明治以後の姓+名の単純な世界から見るので、日本人の名前の真の姿を知らないのだ!

  • naolog

    図書館にて。分かりやすいようで、いかにも文系の学者だなぁ…と感じる本。体系的に話が進まずに、思いつきのように話題転換していくので困る。じゃあ体系的って何かと言われるとよく知らんけど(笑) 姓・名・諱(忌み名)の定義にもっとページを咲いたほうが面白くなると思うのは僕だけか。

  • Nori

    読み進めるとだんだんつまらなくなった。第三章まででいいかな。

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