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なぜ悪人を殺してはいけないのか 反時代的考察

小谷野敦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784788509856
ISBN 10 : 4788509857
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2006
Japan

Content Description

死刑存置論から天皇制批判、オリエンタリズム概念批判まで、いかなる権威にも大勢にもなびかない著者の思考がさえわたる社会的エッセイ群。

目次 : 第1部 なぜ悪人を殺してはいけないのか(なぜ悪人を殺してはいけないのか―復讐論)/ 第2部 共和制への意思(戦後転向論/ ファンタジーは君主制の夢を見るか?/ マッカーサーの後継者たち ほか)/ 第3部 反時代的考察(「レザノフ復権」への疑問/ 忌まわしい古典『葉隠』/ 「オリエンタリズム」概念の功過―『トゥーランドット』と『逝きし世の面影』 ほか)

【著者紹介】
小谷野敦 : 1962年、茨城県生まれ。東京大学文学部英文科卒。同大学院比較文学比較文化博士課程修了。学術博士(超域文化科学)。1990〜92年、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学に留学。大阪大学言語文化部講師・助教授を経て、国際日本文化研究センター客員助教授、東京大学非常勤講師。文藝批評、歴史、恋愛論などの広い分野で評論活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Gen Kato

    「遺族は被害者の代弁者たりうるのだろうか?」、深いところに刺さるひと言。自分を殺す犯人を裁けるのは自分だけですよね。ぐるぐる考えを巡らせつつ読了。表題作以外のエッセイもおもしろいです。

  • 脳疣沼

    なぜ悪人を殺してはいけないのか、その理由が明かされるかと思ったら、殺していい、という結論を導いていたので驚いた。うん、まあ死刑制度を議論するとめんどくさいんだなと思った。論理などどうでもいいとは言わないが(学者が論理破綻していたら困るが)、一般庶民はたとえちょっとぐらい筋が通らなくとも生きていけるのである。読み終わったあとはそう思いました。

  • Lieu

    死刑存置論、共和制論、文化相対主義批判。反時代的考察という副題が的を射ている。非常に明快な論理である。論理的ではあるが、思弁的な哲学者の論証の方法とは違い、歴史的に元を正すことに重きを置いている印象である。私はこういう論証方法の方に説得力を感じる。

  • bestkkk

    バラエティ評論集。最後の留学記が泣ける。

  • 裏竹秋

    諡号「光」の謎や田中克彦批判などおもしろかった。

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