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森の来歴 二次林と原生林が織りなす激動の物語 学術選書

小見山章

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784814005109
ISBN 10 : 4814005105
Format
Books
Release Date
February/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

すべての森林は、変わり続ける宿命を持っている。そしてその記憶は、森をかたちづくる樹木の中に隠されている。大攪乱の痕跡を持つ原生林、美しさと危うさを備えたシラカンバの林、炭焼き跡地に起源を発する混成林、都市の歴史を秘めたツブラジイの林、桃源郷の一画を占有するドロノキの二次林…。根気強いフィールド調査で忘れられた物語を呼び起こす、森林科学ドキュメンタリー。

目次 : 第1章 森の来歴を探る(時とともに変わる森林/ 森林の姿を決める三つの軸/ 森の来歴を調べる方法/ 飛騨・美濃というカンバス)/ 第2章 二次林でみつけた激動の物語(シラカンバの美林ができた意外な理由/ ゴールドラッシュの夢の跡―炭焼きの後にできた落葉広葉樹混成林/ 金華山の常緑広葉樹林に埋もれた歴史の残像/ 治山工事の思わぬ置物―ドロノキ林のモザイク模様)/ 第3章 原生林でみつけた激動の物語(御嶽山の亜高山帯原生林/ 豪雪地帯のブナ原生林の意外な来歴)/ 第4章 波乱万丈のあとで(広葉樹二次林の来歴を調べてわかったこと/ 原生林の動態を調べてわかったこと/ 波乱は繰り返し訪れる)

【著者紹介】
小見山章 : 農学博士。昭和55年京都大学大学院農学研究科博士後期課程、単位取得退学。平成29年定年で退職、岐阜大学名誉教授、タイ王国チュラロンコン大学客員教授。現在に至る

加藤正吾 : 博士(農学)。平成12年岐阜大学大学院連合農学研究科博士(農学)。平成25年4月〜岐阜大学応用生物科学部准教授。現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • イツシノコヲリ

    岐阜県の森林の生態についての研究をまとめたような書籍である。日本に殆ど残されてない原生林や金華山のような里山といった人間活動の手が加えられたと考えられる二次林などの実態を知ることができた。軍馬の牧場の跡地からシラカンバ林が出来るのは意外であった。森林というものは思ったよりも人間の撹乱の影響が大きく、生態や来歴について簡単に説明できるようじゃないんだと感じた。

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