Product Details
ISBN 10 : 4870141701
Content Description
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胎児期から6歳ごろまでの発達特性のある子どもとのかかわりについて、
科学的な根拠とアプローチのしかたの両面からやさしく解説。
保育者として知っておいてほしい・知っておきたい知識が満載。
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発達障害について臨床・研究されてきた、小西行郎先生・小西薫先生が、発達特性をもつ子どもとの接し方について紹介。
子どもの発達について科学的な根拠を示しながら、保育者としていまの子どもの姿をどうとらえ、そのうえでどうアプローチするのかという「理論」と「実践」の両面から解説します。
医師として長年にわたり“発達特性のある子ども”に寄り添う道を歩んできた著者が、周囲の大人が見る「現象面としてあらわれた困りごと」ではなく、医学的な視点から「標準から外れた身体特性」を明らかにしつつ、特性の意味について考えます。
★この本の特徴★
【1】胎児期からの発達を解説
発達特性には、いくつか共通する行動特性(症状)があり、共通する症状の出現時期はとても早いです。胎児期には症状の芽のようなものが見られます。 胎児期(超初期)の特性は、「睡眠」「感覚」「運動」の3つの領域にあらわれ、これらはその後、さまざまな発達のプロセスのなかで「言葉」「認知」「情緒」「コミュニケーション」「社会性」などの問題として浮上します。
※赤ちゃんや胎児期からのことを解説できるのは小西先生ならではの強みです。
【2】発達特性の背景を理解する視点
発達特性のある子どもの「こだわりの強さ」は、実は生まれつきの運動パターンの少なさや感覚異常に起因して繰り返される行為であったり、「視線を合わせない」のは、自身のキャパを超える情報量をうまく処理できず、「視線を合わせる」という対人関係上の配慮がなされないために起こっていたりする可能性もあります。そうしたたくさんの事例を踏まえ、「なにが、なぜ、できないだろう?」といった、特性の背景を理解する視点で解説しています。
「彼らは日々どんな思いでいるのか」「実はこんなことが得意で、素敵な感性をもっているんだよ」といった、子どもたちそれぞれの豊かな感性や心の声に関心が向けられるような展開を目指しました。
保育関係者はもちろん、保護者の方にもおすすめの一冊です。
【著者紹介】
小西行郎著 : 1947年香川県生まれ。京都大学医学部卒業、同大学付属病院未熟児センター助手、福井医科大学小児科勤務の後、オランダ、フローニンゲン大学で発達行動学を学ぶ。埼玉医科大学小児科教授、東京女子医科大学教授を経て、2008年から同志社大学赤ちゃん学研究センター長/教授。2001年日本赤ちゃん学会を創設、2005年より理事長。2019年9月逝去
小西薫 : 1948年京都府生まれ。大阪医科大学卒業。京都大学医学部小児科医局入局。福井県立病院小児科、福井総合病院小児科勤務。福井医科大学小児科臨床教授、さいたま市立総合療育センター所長を経て、2010年すくすくクリニックこにし開設。児童発達支援・放課後等デイサービス、病児病後室を併設。保育園・幼稚園園医、小学校校医などを兼任しながら子どもの健康、発達を支援し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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