Books

日本文学史

小西甚一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061590908
ISBN 10 : 4061590901
Format
Books
Publisher
Release Date
September/1993
Japan

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • yamahiko

    古代から近代までをの文学の特徴を独自の視点で腑分けした、今なお褪せることのない良著。好き嫌いと紙一重のような気もしますが、良い悪いを、これだけ端的に説得力を持って談じている著作を知りません。昨秋、神保町の古本まつりで見つけた一冊でした。

  • ラウリスタ〜

    本文としては200ページほどしかない小さな本なのだけれども、とてもうまく日本文学の歴史をざっくりと語ってくれる。高校の古典の先生が「私、業平が大好きでね、おほほほ」って言っていてもあまり興味の湧かなかったものが、小西先生が説明するそれぞれの作品の同時代的意味によってスッと落ちてくる。「・・・には見るべきものはない」などとその道の専門家を怒らせることを恐れないざっくばらんで深い見識に裏打ちされた文学史は、盲目的に文学であれば何でも尊いという立場からかけ離れている。シナと、ついで西洋との比較(必然的な)。

  • koke

    古典文学について知識がないので読んでもしっかりと理解できたわけではなく、内容も簡単ではありませんでしたが、それでも、門外漢であっても面白い本でした。そういう本は良い本なのだろうと思います。紀貫之、藤原定家、世阿弥、松尾芭蕉が、その道、文野の発展、変容を一人で成す天才、達人であり、また壮年に至って同じような境地に至ったとのこと。昔、学校で習ったような知識が甦りながら、当時とは異なりワクワクして読みました。

  • 茶幸才斎

    古代から近代にいたる各時代の文学的傾向について、小気味よく解説している。どのくらい小気味よいかと云うと、例えば、戦国期の武家諸氏には文藝の愛好者も幾らかいたが、「かれらは、いわゆる戦国争覇の裡で、いずれも悲劇的に没落してゆき、土豪信長や野人秀吉が勝ち残って、十七世紀に入る」(p.125)という具合に、日本文学史上、信長や秀吉は無価値であったことがさらっと書かれているくらい小気味よい。こんな味のある一文に出くわしただけでも価値ある一冊だった。深い造詣に裏打ちされた言葉には、昆布だしのようなうま味がにじむ。

  • うた

    文藝として完成を志向する「雅」と完成により閉じた世界である「雅」をゆさぶる混沌である「俗」。そしてその中間に位置する「俳諧」。本書をなんと誉めたらいいものか。物語と小説の違いなど、むずかしいことをはっきりとした言葉でさばいていく様に興奮をおぼえます。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items