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組織と働き方の本質 迫る社会的要請に振り回されない視座

小笹芳央

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296122950
ISBN 10 : 4296122959
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

"「人的資本経営」「パーパス経営」「ジョブ型雇用」
「自律分散型組織」「女性管理職比率」‥‥
トレンドワードに捕らわれず“核心”を捉えよ!
組織変革の第一人者が、経営・マネジメントの“あるべき姿”を解説。

本書は、日本の組織変革の第一人者である著者が「会社とは、いったい何か」「組織は、どうあるべきか」という“本質”を主軸に、経営やマネジメントの在り方を解説するものです。

近年、企業を取り巻く環境は目まぐるしく変化を続けており、今後の予測が極めて困難なため、「経営の中長期的な見通しがつかない」と言われるようになっています。その影響で、「各企業は世の中の潮流に乗るためにバズワードに飛びつくものの、いつの間にかその本質を見失い、『手段』が『目的化』してしまっているケースが多発している」と、著者は警鐘を鳴らしています。

「人的資本経営」「パーパス経営」「ジョブ型雇用」「自律分散型組織」「働き方改革」「女性管理職比率」「ダイバーシティ」‥‥。実に多様なキーワードが広まり、国や社会からの要請も増えています。しかしながら、それらの本質を見抜くことなく、当面の対応をしがちになり、従業員の時間と労力は会社の見えないコストとして生産性を押し下げ、また対応した人間の仕事への効力感や誇りを奪っているケースが散見されると、著者は分析。

「このままでは、経営者や管理職層、働く人々が徒労感や無力感に襲われてしまうのではないかという憂いと、日本企業の国際競争力がさらに低下してしまうのではないかという危機感を抱くようになりました。私の過去の経験や現在の立場上、どうしてもこのまま世の風潮に対して沈黙していてはいけないという感情に突き動かされたのが、本書を執筆することになった理由です」と著者は語ります。

著者が経営する会社は、経営学・社会システム論・行動経済学・心理学などの学術成果をもとにした基幹技術「モチベーションエンジニアリング」を開発し、国内最大級の社員クチコミデータベース(約1,860万件)や、組織状態データベース(延べ12,650社、509万人)、人材育成関連データベース(延べ11,640社、148万人)など、膨大なデータを蓄積してきました。

本書は、それらをもとにした統計的なファクトデータやコンサルティングの豊富な実例を交えながら、トレンドワードの本質に迫り、組織変革のあるべき姿を描き出します。

経営者や管理職のみならず、人事・経営企画・IR・広報担当者などのコーポレート部門、さらには次世代を担うビジネスパーソンにとっても企業変革のための示唆に富む一冊です。"

【著者紹介】
小笹芳央 : 株式会社リンクアンドモチベーション代表取締役会長。経営コンサルタント。1961年、大阪府出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、リクルート入社。人材開発部、ワークス研究所主幹研究員、組織人事コンサルティング室長を経て、2000年に独立。同年、世界初のモチベーションにフォーカスしたコンサルティング会社、リンクアンドモチベーションを設立し、代表取締役に就任。行動経済学、社会システム論、心理学などを基盤にモチベーションエンジニアリングという独自の基幹技術を確立。大手企業から中堅中小企業まで幅広く組織改革の支援を行っている。2013年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まゆまゆ

    働き方改革など会社や組織に関する流行りのワードに関する本質を問う内容。女性管理職を増やしても男みたいな働き方をしてては意味がない。組織の成立する要素は、共通する目的、協働する意志、コミュニケーションである。組織に起こる問題は人ではなく間に起こる、というのが印象に残った。

  • つかず8

    元リンクアンドモチベーションの人。要点は図解にされているので読みやすい。組織の成立要件、マネージャーの役割、ALLとONE等の振り子、Wii・Can・Mustなどが要点。マネージャーの役割は組織内の結節点になる事で組織内のコミュニケーションの円滑化する。すべてフラットな組織にしてしまうと人数×人数-1÷2の人間関係が指数関数的に増えるので、組織内コミュニケーションが煩雑になる。成長の為には安定から不安定に踏み出す攻め・守りの振り子を意識する、現状の位置を正確に把握する必要がある。

  • りゅうのすけ

    売れているみたいなので読んでみました。小笹さんの書かれるものはシンプルで分かりやすいのでスイスイ読めました。新しいワードが蔓延する中でしっかりと本質を押さえられていて良かったです。

  • __k

    ★★★

  • LPC_コニ

    筆者がこれまでに吸収した経営理論が、自身のコンサルティングと自社の経営経験と混ざり合って、平易な言葉で語られている。読みやすい。扱うのはトレンドワードやバズワード。気を衒った逆張りを展開するのではなく、本質を捉えようとする姿勢に共感する。おすすめ。

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