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小笠原鳥類詩集 現代詩文庫

小笠原鳥類

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784783710004
ISBN 10 : 4783710007
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 詩集『素晴らしい海岸生物の観察』全篇((私は絵を描いていただけだ。/船に遠隔操作の時間差爆弾を仕掛けていたのではない)/ 犬 ほか)/ 詩集『テレビ』から(グラフ/ 白い、漆喰や木材の建物の中で人々が楽器を運んでいること ほか)/ 未刊詩篇『寒天幻魚―かんてんげんげ』(映画、このキラキラ光る星の夥しい鳥たち/ フクロウ―は、時計のようにロボットであった ほか)/ 散文(自伝/ 岡井隆の動物の短歌についての感想 ほか)/ 作品論・詩人論

【著者紹介】
小笠原鳥類 : 1977年岩手県生。99年、第37回現代詩手帖賞を受賞。2004年、第1詩集『素晴らしい海岸生物の観察』(思潮社)刊行、同詩集で第15回歴程新鋭賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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変わった名前を持つ小笠原さんですが、作品...

投稿日:2021/03/21 (日)

変わった名前を持つ小笠原さんですが、作品はもっと変わっています。 まるで言語それ自体が意思を持って自己増殖を繰り返すかのような詩は、難解と言われがちな現代詩の中でも特にとっつきにくい方に属すると思いますが、文学の叙情性に嫌気が差した時にこういった本を読むとスカッとしたりします。

哲 さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • gu

    例として適切かわからないけどバロウズの『ソフトマシーン』の「ミンラウドセックス部屋」「〜時間」のように意味は分からなくてもつい口の中で転がしたくなる印象的なフレーズがあればそれだけでその小説や詩は楽しい。この詩集で言えば「生き生き健康体操」とか「緑色の不思議怪獣」「塩味の」「淡水も、水分が多い」とか。「健康な」という品詞があまりにも不健康に多用されている。

  • 意味やイメージをつくったり置いてきぼりにしたりする言葉と動物が増殖していって、もちろんそれらに脊椎なんてありはしない。

  • gu

    読めたかと言えばまったく読めていないのだが『動物論集積 鳥』にはむしょうに感動した。

  • gu

    ”花は、キノコだ” ”淡水も、水分が多い。水分の多い不思議な怪獣が湖で、暗いアシカだったかもしれない、” ”夏の動物園がプールなのでテニスの人たちがスポーツするだろう。アザラシとか、カモメとか、涼しい線の動物を黒板にスラスラ書いているように見える練習したんだろうなあ楽器を” ”「生きていてくれたんだ」/と叫ぶ様に思う。今日はいい日だ。飛行機と魚が仲良く空にうねるのがまるで蛇の様だ。思えばかつてこのようでない日があって、その日には沢山の鳥が消えた。”

  • 午後

    小笠原鳥類が好きなものを100個織り交ぜて書いた詩「生き物が多い、楽しい街を歩く一日──私が好きな100の物事」が好きで、何度読んでも楽しい気持ちになれる。

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