Product Details
ISBN 10 : 4830949058
Content Description
原発が存在することの重大性を、どのように受け止めるべきか。福島原発事故を「マネジメントの失敗」と捉えるならば、経営学は「原発問題」の検証に積極的に役割を果たす責任がある。本書は「専門家と生活者の新たな協働」という視点に立ち、経営哲学、電力産業論、組織論、情報論、財務論、会計学の立場から多角的に接近を試みた共同研究である。
目次 : 第1章 科学技術時代における「専門家」と「生活者」―原発問題に接近するための基礎概念/ 第2章 専門化社会における「安全・安心」確保の問題―「専門家と生活者の協働」構築への予備的考察/ 第3章 原子力「安全神話」をめぐる考察/ 第4章 システム信頼の逆機能に関する試論―言説分析による解釈を手掛かりにして/ 第5章 リスク・コミュニケーションの現状とその可能性―「福島原発事故」の社会的合意形成を目指して/ 第6章 原子力発電の安全性に係るアカウンタビリティへの接近―東日本大震災後の東京電力の事例の解釈を通じて/ 第7章 災害時における地域金融機関の行動
【著者紹介】
小笠原英司 : 明治大学経営学部教授。1947年生まれ。明治大学大学院経営学研究科博士課程単位取得退学。立正大学経営学部教授を経て現職。博士(経営学)。明治大学経営学部長、明治大学大学院長、経営学史学会理事長等を歴任
藤沼司 : 青森公立大学経営経済学部准教授。1969年生まれ。明治大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得退学。愛知産業大学経営学部専任講師を経て現職。博士(経営学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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