小笠原信之(ジャーナリスト)

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「北方領土問題」読本 プロブレムq & A

小笠原信之(ジャーナリスト)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784846112202
ISBN 10 : 4846112209
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「北方領土問題」は日本とロシア間の第二次大戦の「戦後処理」問題である。それがきちんと処理されないまま、60年以上も互いに譲らぬ議論を続け、今日の膠着状態に陥っている。しかも日本は解決のチャンスを自ら逃し、その間ロシアは外資を導入し開発をすすめ、ますます解決不能に見える。本書は「北方領土問題」の歴史を分かりやすくまとめ、どう解決すべきかを考える。

目次 : 「北方領土問題」って何ですか?/ 「千島列島」と「北方領土」は違うのですか?/ 北方四島が「父祖伝来の日本固有の領土」って、本当ですか?/ 「北方領土」はどんな島から成り立っていますか?/ 日露間で最初に千島列島に国境を画定したのはいつですか?/ 日露間で樺太と千島を交換したって、本当ですか?/ 第二次大戦でソ連はなぜ日本と中立条約を結んだのですか?/ ソ連はなぜ日ソ中立条約を一方的に破棄したのですか?/ サンフランシスコ平和条約は日本の領土をどう定めたのですか?/ 日ソ共同宣言って何ですか?/ 米ソの冷戦は「北方領土」問題にどう影響しましたか?/ 冷戦終了後、日ソ間の交渉は前進しましたか?/ ソ連が崩壊し、領土交渉はどうなりましたか?/ ノーネクタイ会談って何ですか。うまく行ったのですか?/ ペレストロイカ以降、ソ連(ロシア)でも多様な意見が出るようになったそうですね/ プーチンが大統領になってから、何か前進しましたか?/ 北方四島の「ロシア化」が進んでいるそうですね/ まとめ―「島」はもう、還らないのでしょうか?

【著者紹介】
小笠原信之著 : 1947年、東京・湯島の生まれ。小石川高校、北海道大学法学部卒。北海道新聞の記者のあと、中途退社し、フリージャーナリストとして活動するかたわら、河合塾講師、東京大学客員教授として教壇に立った。2012年7月18日、64歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • はる坊

    ゼミの勉強のために図書館で借りた。非常に分かりやすくて、北方領土で揉めている理由や経緯が、簡潔にまとまっていた。

  • たけふじ

    ソ連崩壊後外務次官に任命されたクナーゼが提案した56年共同宣言を確認し平和条約、国後・択捉は継続審議、という方針に日本が同意していたら、今頃領土問題は解決されていたんだろうなと思う。なにせこの並行協議論は森喜朗時代に今度は日本側から提案されているのだ。ソ連崩壊後の混乱に付けいり、あくまで四島にこだわり、人道支援すら拒む戦略ミス。混乱に乗じてなるべく多くむしり取ってやろうと考えたのかもしれないが、なぜそれが無理であることをソ連時代の交渉から学ばなかったのだろうか。

  • たけふじ

    和田春樹、木村汎、長谷川毅という日ソ/日露交渉の大家たちの著作から引用しながら、19世紀以降の「北方領土」についての歴史をまとめる。北方領土問題の概説書にして初学者には最適の本である。アカデミックな作品であり、ともすればわかりにくい和田、木村、長谷川の論をかみ砕きながら、Q&A方式で問題を読み解く。領土問題の進展について丁寧にかつ多くの資料を欄外に示しているのもわかりやすい。北方領土問題を学ぶ上で必携の一冊では。

  • ミネチュ

    国後・択捉は、現在、日本は千島列島ではないと主張していますが、かつては千島列島の一部とはっきり認識していたとのこと。 領土問題って漫然と暮らしていると自国に都合のいい情報以外はあまり入ってこないので、注意が必要です。

  • Lyijykyyneleet

    北方領土問題の歴史を豊富な資料から紐解く読本。 必ずしも日本に有利にはならない歴史的事実にも踏み込んで解説しており、過去の歴史から問題解決の糸口を見出そうとする著者の真摯な態度が伝わる。「北方領土は日本のもの」という確固たる信念をお持ちの方には当然面白くない本ではあるが、それだけにこれまでに何の成功もなかった交渉を考えなおし、少数民族のアイヌの権利についても考えるうえで、こうした日本で長年常識と受け止められてきた考えにもメスを入れる本は意義深い。とりわけ道民には是非読んでほしいと思う。

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