Product Details
ISBN 10 : 4791774558
Content Description
破壊される瞬間に、彫刻はもっとも光り輝く―。彫刻を「思想的課題」と自らに任じ、日本近現代の政治・歴史・教育・芸術そしてジェンダーを再審に付す。問い質されるは、社会の「共同想起」としての彫像。公共空間に立つ為政者の彫像が、なぜ革命・政変時に民衆の手で引き倒される無残な運命に出遭うのか―。画期的かつ根源的な思索の書。
目次 : 1部 彫刻をめぐって(彫刻という名前/ われ記念碑を建立せり―「水俣メモリアル」を再考する/ 彫刻の問題―加藤典洋、吉本隆明、高村光太郎からの回路をひらく ほか)/ 2部 固有の場所から(爆心地の矢印「長崎」―矢形標柱はなにを示したか/ この国の彫刻のために「長崎」/ 彫刻を見よ「東京」―公共空間の女性裸体像をめぐって ほか)/ 3部 時代との共鳴(ウェブ版「美術手帖」ファイル/ 「東京新聞」ファイル/ ぐるぐるキョロキョロ展覧会記―『芸術新潮』ファイル)
【著者紹介】
小田原のどか : 1985年仙台市生まれ。彫刻制作と並行して、評論活動や展覧会企画を行う。複数の大学で非常勤講師や出版社代表も務める。芸術学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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takao
読了日:2024/06/14
sun
読了日:2025/01/31
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