Books

二代目 聞き書き 中村吉右衛門 朝日文庫

小玉祥子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022618870
ISBN 10 : 4022618876
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

〈宿命というものがあるならば、
 二代目吉右衛門こそ、それを背負って生きてきた人である――〉。

いかにして「二代目・中村吉右衛門」は生まれたのか。
生い立ちの秘話から思春期の葛藤、吉右衛門襲名後からさまざまな苦闘、
2011年の人間国宝認定、四女瓔子と尾上菊之助の結婚、そして現在に至るまで、
「誕生」「初舞台」「初代との別れ」「東宝入り」「恋と苦衷」「襲名発表」
「東宝離脱」「結婚」「実母」「長谷川平蔵」「四姉妹」「秀山祭」など、
名役者の波乱に満ちた半生を余すところなく描く魂の実録。

中村吉右衛門自らの手による序文、初舞台から2016年11月の国立劇場開場50周年記念公演「仮名手本忠臣蔵」までを網羅した詳細な年譜付き。

2009年の単行本刊行以降を追加取材して大幅に加筆し、
演劇評論家、水落潔氏による解説も収録した決定愛蔵版。

【著者紹介】
小玉祥子 : 1960年東京都生まれ。毎日新聞社学芸部編集委員。1985年に毎日新聞社に入社し、96年より学芸部で演劇を担当。2001年度NHK教育テレビ「日本の伝統芸能・歌舞伎鑑賞入門」の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Kohn

    歌舞伎を見始めてから、吉右衛門さんの立ち役の迫力に魅了されてしまいました。 そんな吉右衛門さんの経歴を小玉さんが丁寧に調査、ご本人へ聞き取りされて纏められた書籍となります。文庫本化にあたり、最新のお子さんのご結婚の逸話なども挿入されています。 吉右衛門さんの本当の魅力は近松門左衛門作『平家女護島』一段の『俊寛』のような作品で見せてくれるる人間の弱さ、他人から傷つけられた時の身の置きようのない恥ずかしさ悔しさ、悲しみ、転じて狂気。そんな人の業を表現し、そしてまた感動を与えてくれるところだと思います。

  • しびぞう

    僭越ながら素晴らしい書き手だと思った。あとがきに差し掛かるまで筆者の存在をすっかり忘れて没頭して読んでいた。新聞で1年に渡った連載を再編したものに更に加筆したものだからボリュームは凄まじく、思った以上に時間はかかったが読了後の清々しさが凄まじい。吉右衛門の人柄もあるだろうが、それを増幅しつつこれほどにコンパクトに収めた筆者の力量に惜しみない賛嘆を送りたい。

  • はかせ

    播磨屋初代よりエピソードが満載。すこし残念ですがあまりコメントが少なかったことか。聞き書きではありますがもうすこしあってほしかった。鬼平についてもすこししかなくTV弁慶もとりあげてほしかった。

  • みつひめ

    文庫化にあたって単行本以後のことも増補されているので、二代目追善の秀山祭の前に読んだ。東宝から吉右衛門さんが先に一人で戻って、松緑じいちゃんの菊五郎劇団の芝居に出ていたのは、知らなかった。八代目幸四郎の実子で初代吉右衛門の孫で養子なのだから、順風満帆と思い勝ちだが、お若い頃は随分苦労もされたのだな。でも苦労したからこそ、大きな華が開いたのだろう。それにしても、妹背山の山の段なんて、今後誰が演れるだろう…。伊賀越の岡崎とか…。

  • kinta

    この著者の論評は悪口を言わず、褒め上げる。 物足りない時もあるものの、これはこれで貫き通す姿勢は、実は難しいことをやっているような感覚を読みながら感じた。 自分がやらないことについての基盤にあるリスペクト。 論評はともすれば、独りよがりの上から目線になることもあるが、それを常に廃する意識が強いように感じた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items