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インド日記 牛とコンピュ-タの国から

小熊英二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784788507289
ISBN 10 : 4788507285
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2000
Japan

Content Description

話題作『単一民族神話の起源』『“日本人”の境界』で、近代日本を問い直してきた著者がインドを行く。グローバリゼーションにゆれる多民族国家インドの社会や宗教、芸術、NGO、フェミニズムなどと触れあいつつ、日本のあり方を考える旅。

目次 : 第1章 「インドの右翼」/ 第2章 デリーで日本史/ 第3章 博物館は国家の縮図/ 第4章 映画・フェミニズム・共和国記念日/ 第5章 農村のNGO/ 第6章 カルカッタ/ 第7章 僧との対話/ 第8章 聖都ベナレス/ 第9章 学校見学/ 第10章 ビジネス都市バンガロール/ 第11章 観光地ケーララ/ 第12章 国境の町/ 第13章 スラムでダンス

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    本書は小熊英二氏が2000年の1月、2月の2ヶ月間、国際交流基金の招きでデリー大学に滞在した折の日記である。デリー以外にもサハランブル、アムリトサル、ベナレス、バンガロール、コーチンにも足を延ばし、広いインドの南北を体験するなど、なかなかに精力的である。もちろん、全編にわたってインドでの日々が綴られ、私たちもまた著者の目を通してインドを見ることになる。そして、デリー大学等で展開される著者の授業や講演は、同時に日本の近代の意味をも語りかけてくる。つまり、インドを合わせ鏡にすることで、かえって日本の姿が⇒

  • デューク

    日本近代史の教授である筆者による、2か月のインド滞在の所感をまとめた一冊。 筆者が滞在した2000年当時、インドは高度経済成長とグローバリゼーションの中で、急速な社会変化と価値観の動揺、右派ナショナリズムの台頭に揺れていた。伝統と近代が混ざり合い、国家としてのアイデンティティが確立されていく時代。これは筆者が専門とする、近代日本の姿と重なる。インドを描いているようで、インドを通じて日本の近代とその文化について語った一冊。おすすめ

  • ジュン

    いつ読んでも次のセンテンスに動かさせる。 (同じアジアといっても)「みんなウェーバーやマルクスの名は知っていても、お互いの国の知識人や歴史のことはほどんど知らない。...それでも共通の土俵はある。まさに、「みな西洋のことは知っているが、お互いは知らない」ということそれじたいは、共通だ。」(小熊英二『インド日記』p284)

  • たろーたん

    『赤と青のガウン』の時も思ったが、日本研究者が海外に行ってみた系は面白い。日本のことを改めて知ることになるからだ。例えば、インドでは現在、ヒンドゥーナショナリズムが盛んらしいが、小熊氏曰く、日本人はアジア・太平洋戦争の影響でナショナリズム的なものに警戒心を持っており、そう言う点では距離感がある。これを読んで、私は改めて「日本人(私)はナショナリズムに対して恐怖心を持っているんだ」と気づいたのだが、自分の無意識下にあった戦争のトラウマを気づかされるってのは面白かった。(続)

  • たろーたん

    興味深かったところ。インド映画では、観客が大声ではやし立てるが、それが気にならない程音量が大きく、またヒーローやヒロインが危機に陥るとヒンドゥー教の神様が奇跡を起こしてくれるらしい。また、意味もなく皆が突如踊り出す。カースト制度を身分制よりも分業制として説明していたところも面白かった。コックはコックの仕事しかしてくれないらしい、庭師も、洗濯も、掃除も、それしかしない。インド人は欧米と比べて批判されると素直に受け入れるが、フィリピンより悪いと言われると怒る。p58まで。

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