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首相官邸の前で Dvd付

小熊英二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797690019
ISBN 10 : 4797690011
Format
Books
Release Date
March/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

現代日本に実在した、<希望の瞬間>を刻印する。

2016年「日本映画復興奨励賞」を受賞した、著者初の同名映画作品DVD(日・英・仏・西・独・中・韓国語字幕切替)付!



報道から事実上黙殺された、日本における20万人を超す人々による脱原発の抗議運動を映画化、国内外で賞賛された同映画作品DVDと、対談、インタビュー、観客との対話、論文、日記などにより、世界の運動と関連づけて分析し、多角的に現代史を構成する。対談=高橋源一郎



<もくじより>

まえがき

●忘れっぽいこの国で、記憶を共有し、未来の社会を成すために----小熊英二×高橋源一郎

●新しい社会運動のかたち----監督インタビュー(1)

●100年後の視点から作った映画----監督インタビュー(2)

●人間と社会の変化----観客とのアフタートーク

●震災後日記----2011.3.11〜2012.9.16

●波が寄せれば岩は沈む----福島原発事故後における社会運動の社会学的分析

●不安定、政治の危機、社会運動----シカゴ大学およびUCLAでの講演

Instability, the Crisis of Politics and Social Movements

●あとがき



<映画「首相官邸の前で」へのコメント>(帯表4より)

○上野千鶴子(社会学者):日本の市民社会の力を結集した、みごとな作品。記録し、残しておかなければならない歴史。感動した。

○高橋源一郎(作家):感動しました。歴史学者、編集者、ミュージシャンとしての監督の力量が活かされた、総合芸術だと思います。

○津田大介(ジャーナリスト/メディア・アクティビスト): 震災以降の揺れ動く様々な感情と、いろいろな場面を思い出しました。観た人に「あの頃感じていたけど口に出せなかった思い」を思い起こさせる、貴重な記録映画です。

○古市憲寿(社会学者): 観ている途中、思わず拍手をしたくなる場面があった。撮られることを意識していない人間たちの、ふとした表情がとてもきれいだった。



●小熊・英二(おぐま・えいじ)1962年東京都生まれ。社会学者。出版社勤務を経て、慶應義塾大学総合政策学部教授。映画『首相官邸の前で』で2016年「日本映画復興奨励賞」受賞。『社会を変えるには』(講談社現代新書)で新書大賞を受賞。ほかの著作に『単一民族神話の起源』(サントリー学芸賞)、『<民主>と<愛国>』(大仏次郎論壇賞、毎日出版文化賞)、『1968』(角川学芸賞、以上新曜社)、『生きて帰ってきた男』(小林秀雄賞、岩波新書)など。


【著者紹介】
小熊英二 : 1962年東京生まれ。社会学者。出版社勤務を経て、慶應義塾大学総合政策学部教授。『首相官邸の前でTell the Prime Minister』で、2016年「日本映画復興奨励賞」受賞。『社会を変えるには』(講談社現代新書)で新書大賞を受賞。他の著作に『単一民族の起源―「日本人」の自画像の系譜』(サントリー学芸賞)、『“民主”と“愛国”―戦後日本のナショナリズムと公共性』(大仏次郎論壇賞、毎日出版文化賞)、『1968(上・下)』(角川財団学芸賞、以上すべて新曜社)、『生きて帰ってきた男―ある日本兵の戦争と戦後』(小林秀雄賞、岩波新書)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 秋 眉雄

    学校の授業なんか二度とごめんだと思っていますが、こんな授業なら受けてみたいと思いました。データだとか、考え方だとか、事実などの積み上げ方と答えへの導き方が分かり易くて無駄がなく、とても勉強になりました。何よりも、こちらに対する態度が真摯でイイなと思いました。映画(付録というか、こちらがメインでしょうか)のほうも同様です。この記録としての映画は『忘れっぽいこの国で、記憶を共有し、未来の社会を成すために』必要なものになるはずです。

  • たろーたん

    「映画を作って、「こういう質問は日本でしか出ないな」というものとしては「なぜ原発推進派の人にもインタビューしなかったのか。偏っている」と「音楽を鳴らしながらデモなんて不謹慎ではないか」というものです。これは日本以外の国では聞かれたことがない。おそらく日本の「中立公正・両論併記」のメディア報道しか比較基準がないからで、そこからズレていると違和感があるというのが理由だと思います。(続)

  • たろーたん

    覚書「まだ日本では19世紀に決まった府県を基本に選挙区を定めています。19世紀の人口分布とは、全く変わっているのにです。それが「一票の格差」という形で不満になってきます。他の国でも、例えば大統領制の国、米国やメキシコの場合は、結局のところ組織力と資金力があって、テレビ広告が流せる人でないと大統領候補になれません。これも最初に制度を作った時には、想定されていなかった社会の変化です。比例代表制の場合は、政党とか団体とかに認められた人でないと議員候補リストに載せてもらえないという不満があります」(続)

  • Satoru Moriaki

    そういえば「首相官邸の前で」はDVDになっているのかしら…と思って調べたらなんとDVDが付いた冊子になっていたので先に読んでみました。映画は未見ですが、ネタバレになる箇所も少なく、一つの映像作品を観客とのワークショップ、講演、日記と多角的な視点で立体的な理解を促す仕掛けかと。本作ゆえなのかもしれないが、全てのドキュメンタリー映画のパンフもここまでの作り込みが為されていたら、と思った次第。これから映画、観てみます。

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