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幻の料亭・日本橋「百川」 黒船を饗した江戸料理

小泉武夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784104548057
ISBN 10 : 4104548057
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

時は天明から文化文政。日本橋浮世小路にある「百川」には、大田南畝や山東京伝など、名だたる文人たちがつどい、新鮮な魚介を使った料理に舌鼓を打ちながら風流三昧に明け暮れていた。嘉永六年、黒船が浦賀にやってくる。翌年、再び来航したペリー一行をもてなすため、幕府は一人前三両、総額千五百両の饗応料理を百川茂左衛門に命じた。維新の荒波は、否応なく「百川」にも押し寄せる。果たして、それを乗り切る手立ては?「食の伝道師」小泉センセイが鮮やかに描き出す垂涎の饗応料理と化政文化の賑わい。そして、謎に包まれた料亭の真相とは。

目次 : 第1章 日本橋浮世小路「百川」界隈/ 第2章 大田南畝と「山手連」/ 第3章 「百川」の粋な酒肴と贅の極み/ 第4章 史上最大の饗宴と「百川」の消滅

【著者紹介】
小泉武夫 : 1943年福島県の酒造家に生まれる。東京農業大学名誉教授。農学博士。専門は発酵学、醸造学、食文化論。特定非営利活動法人発酵文化推進機構理事長。現在、鹿児島大学、琉球大学、別府大学、広島大学大学院の客員教授を務めるかたわら、全国地産地消推進協議会会長(農水省)など、各地の農政アドバイザーとして食に関わるさまざまな活動を展開し、和食の魅力を広く伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tom

    図書館で拾う。江戸時代末期、トップファイブくらいを競った料亭の記録。ちょっと気合を入れたら払えるくらいの料金、店に入るとまずは風呂に案内される。それから驚くほどうまい料理が出てくる。蜀山人とか山東京伝なども出入りし、食い物を巡ってのお遊びをして、その記録を残していたらしい。そういうものを集めて、当時の高級人士の食生活を描き出した本。いいもの喰っていたのだなと、かなり驚く。食い物本が好きな人なら、楽しめるかもしれない。もう一つ。読んだ直後にNHKが取り上げた。大河ドラマにも出たらしい(見ないけど)。

  • Nazolove

    小説のような、解説本のような、よくわからない作品であった。(結局なところブレンド作だったのだが) ただ解説本ならその当時の資料を絵てみたかった。(文章だけだと飽きてしまうので) こういった料理店の仕事とは違う職についているのだが、その当時の見た目が繊細で美しい日本料理というのも一回味わってみたいと思った。(もうすでに味わっているのかもしれないが) また、なんだか歴史ドキュメント?みたいなのを観ている気持ちにもなったので一回この料理店がどんなものだったのか見てみたくなった。

  • トムトム

    小泉先生の文章は食べたことのないお料理なのに唾液がピュルピュルと出てきます。当時の粋な人たち食道楽が羨ましくなる一冊でした。

  • 高橋 (犬塚)裕道

    星2。資料としては面白いと思うが、読んでいて余り楽しくない。小泉先生の発酵関係の本は読んでいて大変楽しいのに惜しいことである。 中に書かれているレシピで作って食べてみたい物はいくつかあった。忘れなかった何時か試してみよう。

  • ようはん

    江戸時代の高級料亭百川の話。大田南畝、曲亭馬琴、山東京伝といった大物文化人による常連グループ「山手連」のエピソードが良かった。

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