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終わらない戦争 文春新書

小泉悠

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784166614196
ISBN 10 : 4166614193
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan

Content Description

いよいよ始まったウクライナの反転攻勢。しかしロシア、ウクライナ双方が苦戦を強いられ、戦線は膠着している。戦争の終わりは見えず、2024年のロシア大統領選を見据えると、もはや4年目への突入が現実となりつつあるという。この「終わらない戦争」、そして世界秩序の行方は―。

目次 : 1 ウクライナ戦争を終わらせることはできるのか―×千々和泰明 二十世紀以降の主要な戦争終結をヒントにウクライナ戦争の「出口戦略」を考える/ 2 プーチンと習近平の急所はどこにあるのか?―×熊倉潤 戦争の長期化はプーチン政権に打撃を与えるのか。中露の権威主義体制を徹底解剖/ 3 ウクライナ戦争「超精密解説」―×高橋杉雄 焦点化するバフムトの戦い、プリゴジンの存在感、軍と政権の危うい関係/ 4 逆襲のウクライナ―×高橋杉雄 ロシアの兵力や攻撃能力は尽きたのか?ウクライナの反攻前夜の不穏な戦局/ 5 戦線は動くのか 反転攻勢のウクライナ、バイタリティ低下のプーチン―×高橋杉雄 二〇二三年六月に始まったウクライナの反攻。双方地を這うような戦いの行方は/ 6 戦争の四年目が見えてきた―×高橋杉雄 動かない戦線。「終わらない戦争」の停戦可能性、その後の国際秩序とは

【著者紹介】
小泉悠 : 1982年千葉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。未来工学研究所特別研究員、外務省専門分析員、国立国会図書館非常勤調査員などを経て2019年から東京大学先端科学技術研究センター特任助教、2022年より専任講師。ロシアの軍事・安全保障が専門。2019年、『「帝国」ロシアの地政学―「勢力圏」で読むユーラシア戦略』(東京堂出版)でサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 六点

    この本が出てから10ヶ月を閲したわけであるが、ウクライナの「反転攻勢」なるものはロシア軍の防衛戦を突破できず、塹壕を巡る消耗戦となっている。掲載地図と代わり映えしない現況を見れば、西側戦車による機動戦も潰え、最近のニュースでは西側戦車は前線から引き上げられていると言う。現実とは事ほど然様に盛り上がりに欠ける。何れにせよ、日本はロシアを敵とみなしている訳なので、ウクライナの運命は自分ごとの様に考えるべきだろう。

  • Koning

    デジタル文春の動画の対談纏め的新書。対談ではあるが、戦争終結の著書がある千々和さんや一部でコンビ扱いされた高橋杉雄さんに中国専門家の熊倉さんの専門家お三方との対話は密度と濃度が濃い。

  • よっち

    いよいよ始まったウクライナの反転攻勢。しかしなかなか終わらない戦争の状況を踏まえ、日本人の戦争観や安全保障観の変化、終わらない戦争の終わらせ方などを語る一冊。双方が苦戦を強いられ膠着する戦線。戦争の終わりは見えず、もはや4年目突入が現実となりつつある状況を、高橋杉雄さんとの戦況分析や、千々石泰明さんと終わらない戦争の終わらせ方などを対談形式で語る一冊で、時期的に語られる状況がやや古い箇所もありましたが、ロシアが置かれている状況の分析や、日本が直面している東アジアの情勢をどう考えるべきか興味深く読みました。

  • 23年9月。不謹慎だが、面白くて三日ほどで読み終えてしまった。特に高橋氏との対談は楽しい■「四年目が見えてきた」というのはロシアが大統領選後に動員をかけて、それが前線に投入されるまでのタイムラグを考えると25年になるという話■23年6月の対談では、お互いが戦力を使い果たしてして10年くらい消耗戦が続くような「パレスチナ化」するのではとの指摘があるが、10月にパレスチナが火を吹いてしまった■ロシアからすれば(少なくともすぐには)戦争を終わらせる必要はないが(ジョージアやアルメニアを見よ)、

  • ピオリーヌ

    2023年の刊。双方ないし片方が物理的に戦争遂行不能になるところまで行かないと、この戦争は終わらない。そこから分断線が引かれて停戦となる、朝鮮戦争型のシナリオが、許容できるギリギリのラインだと小泉氏はいう。2024年、戦争は未だ終わる気配を見せない。

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