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情報分析力

小泉悠

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396618261
ISBN 10 : 4396618263
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan

Content Description

プロはどう集め、読み、アウトプットするのか?情報に溺れないための「分析装置」の作り方。ビジネスパーソンから学生まで。ロシアの軍事・安全保障専門の著者による情報分析力入門講義。

目次 : 第1章 ロシアのウクライナ侵略はどう分析されたか?―溢れる偽情報といかに向き合うか/ 第2章 情報分析で大事なスタンス―「情報」とは何か/ 第3章 情報を取る―どのように定点観測するか/ 第4章 集めた情報を分析する―「位置」を描き、具体論で語る/ 第5章 情報をまとめる―情報分析のための文章術/ 第6章 情報分析で陥りやすい罠―「予断」と「偏り」の中で/ 終章 不確実な時代の情報分析

【著者紹介】
小泉悠 : 1982年千葉県生まれ。早稲田大学社会科学部、同大学院政治学研究科修了。政治学修士。民間企業勤務、外務省専門分析員、ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所(IMEMORAN)客員研究員、公益財団法人未来工学研究所特別研究員を経て、東京大学先端科学技術研究センター(国際安全保障構想分野)准教授。専門はロシアの軍事・安全保障、新領域セキュリティの諸課題に関する研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    指揮官の作戦を勝利に導く理想的な情報参謀はいかにあるべきかを、著者の専門であるロシア軍事関係から解説する。作戦に必要とされる情報を集め、真偽を精査の上で分析し、わかりやすく簡潔な資料にまとめ上部に提示して初めて情報は価値あるものとなる。その過程で必要な情報の取り方や考えを可視化するなど自分の鍛え方まで技術やスタンスを身につけた情報参謀がいてこそ、初めて正しい答えを出せるのだから。また敵方の思考方法や常識を知り、相手の立場で物を考える重要性が繰り返し強調される。情報を生かすも殺すも人次第だと納得させられる。

  • 24年11月。久々の小泉悠先生。読点の多用とかっこ書きの多さに勝手にシンパシーを感じている。最近またNHKでもお見かけするようになった。巻末の著者紹介でウクライナ戦争に関する近著がないかなと思ったり。さて、本書は仕事で情報収集、情報分析、アウトプットしている人にはあるあるな内容であり、苦労している人には参考になる部分が多い。「書くことは情報分析そのもの」とか、「自腹でもいいからあの情報が欲しい、と分析者が思い詰めているときというのは、大抵、いいところに手が届きかかっているとき」など、同感する箇所が多い。

  • d2bookdd

    直接的には、ロシアの軍事に関する情報分析の事例である。その手法・マインドは、一般のビジネスにおいても、業界分析、他社分析に活かせて有用と考える。自社の事でさえも、意思決定の動向が読めないのも同様で、分析対象に想いをぶつけ、でも一歩引いた眼も持ちながら…、本書の想いを受け止め、身の回りに落とし込みたい。

  • よっち

    問題は「情報がない」ではなく「情報を分析するやり方」にあった。ロシアの軍事・安全保障専門の著者による溢れる偽情報時代、情報に溺れないための情報分析力入門講義。情報に関するコストが人類史上で最も低下したけれど、溢れる偽情報といかに向き合うか。情報分析で大事なスタンス、どのように定点観測するか、集めた情報をどう分析してまとめるか。分析をする過程で予断と偏りの中で陥りやすい罠。あくまで書かれていることは自身の専門であるロシア軍事における話でしたが、基本的な考え方や気をつける点として参考になる部分も多かったです。

  • Don2

    期待していた以上に有用なハウツーがたくさんあって面白い。例えば、分析対象について日本語で書かれた本はすべて読むべし、とか、分析ガジェットやツールにはお金をかけろ、とか。分析の解像度設定と体系化、それを浮かび上がらせるためには一度文章・レポートに落としてみろ、とか。著者の専門はロシア軍事の分析なんだけど、それ以外でも、広く分析レポートを書く人にはヒントがありそう。

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