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斎藤茂吉 悩める精神病医の眼差し シリーズ・人と文化の探究

小泉博明

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623075416
ISBN 10 : 4623075419
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

病者と共に生きるとはどういうことか。歌人として高名な斎藤茂吉は、精神病医でもあった。精神病者への差別・排除が常態化していた時代にあって、病者の自殺、逃亡、暴力に日々直面した。精神病医として懊悩しつつも全力を尽くし、病者へのあたたかな眼差しを送り続けた茂吉の全体像を、短歌、随筆、日記、書簡などを手掛かりに描き出す。

目次 : 病者への眼差し/ 東京帝国大学医科大学時代/ 巣鴨病院時代/ 長崎医学専門学校教授時代/ ウィーン大学神経学研究所への留学―欧州留学時代(1)/ ドイツ精神病学研究所での生活―欧州留学時代(2)/ 青山脳病院の再建/ 青山脳病院院長就任と紀一の死―昭和二年から昭和三年まで/ 青山脳病院院長としての仕事と病院の現状―昭和三年から昭和八年まで/ 青山脳病院院長の診察風景―昭和九年から昭和十九年まで/ 戦時下の青山脳病院院長時代―昭和二十年の青山脳病院/ 病気観/ 女性観―永井ふさ子との恋愛事件/ 作品に見る病者への眼差し/ 老いの諸相/ 病者に寄り添う

【著者紹介】
小泉博明 : 1954年東京都生まれ。1977年早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒業。2012年日本大学大学院総合社会情報研究科博士課程修了。早稲田大学教育学部非常勤講師、東京大学教養学部非常勤講師などを経て、文京学院大学外国語学部教授。博士(総合社会文化)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • gtn

    苦渋の人生だったといえる。義父より精神病院院長の後継を担わされたプレッシャー。病院経営の困難。拘束から解くことにより皮肉にも起こる患者の自殺。妻の浮気等々。その労苦のためか、老いが訪れるのは早かった。晩年、といっても60代後半だが、感情の不制御、失禁等認知症となった茂吉の姿が悲しい。享年70。

  • ポカホンタス

    研究のために読んだ。茂吉の精神科医としての歩みに注目した労作。多くの資料が渉猟されており、当時の精神医療事情も詳しく紹介されている。貴重な文献であり労作。しかし、茂吉への肩入れが強すぎる印象がある。確かに岡田靖雄氏の茂吉像はネガティヴすぎるのだが。

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