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因果ばなし 1 八雲えほん

小泉八雲

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784265092505
ISBN 10 : 4265092500
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

病におかされ、死のふちにいる大名の妻。唯一の心残りは妹のようにかわいがっていた側室のゆきこのことだった。妻の最後の願いにゆきこは‥。二人をめぐるおぞましい因果。小泉八雲を絵本で読む。

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小泉八雲とは?
 小泉八雲こと英国名パトリック・ラフカディオ・ハーンは、一八五〇(嘉永三)年六月二十七日、ギリシアのイオニア諸島の一つレフカダ島に生まれました。アイルランド人軍医の父とギリシア人の母の次男でした。
 移民として単身米国に渡ったハーンは、新聞記者、文芸評論家として実績をあげ、西インド諸島滞在を経て、一八九〇(明治二十三)年四月四日、来日を果たします。古き良き伝統や伝承を大切にする日本の風土に魅了されたハーンは、大学講師のかたわら独自の日本研究に邁進。セツ夫人との結婚を機に「小泉八雲」と改名して帰化。『怪談』『骨董』ほか数々の名著を著しました。
2025年のNHK朝ドラ「ばけばけ」でも話題に。


【著者紹介】
小泉八雲 : 英国名パトリック・ラフカディオ・ハーン。1850(嘉永3)年6月27日、ギリシアのイオニア諸島の一つレフカダ島に生まれました。アイルランド人軍医の父とギリシア人の母の次男でした。生後ほどなく父の実家があるダブリンに母と移住しますが、やがて両親が離婚。ラフカディオは祖母の妹にあたる資産家サラ・ブレナンの屋敷で養育されることに。寄宿学校で英語とフランス語に習熟しますが、校庭で左眼を失明する事故に遭いました。ブレナン夫人の破産により、移民として単身米国に渡ったハーンは、新聞記者、文芸評論家として実績をあげ、西インド諸島滞在を経て、1980(明治23)年4月4日、来日を果たします。古き良き伝統や伝承を大切にする日本の風土に魅了されたハーンは、大学講師のかたわら独自の日本研究に邁進。セツ夫人との結婚を機に「小泉八雲」と改名して帰化。『怪談』『骨董』ほか数々の名著を著しました。1904(明治37)年、心臓発作で死去。享年53

円城塔 : 北海道生まれ。作家。『オブ・ザ・ベースボール』(文春文庫)で第104回文學界新人賞、『烏有此譚』(講談社)で第32回野間文芸新人賞、『道化師の蝶』(講談社)で第146回芥川龍之介賞、『屍者の帝国』(伊藤計劃との共著/河出文庫)で第33回日本SF大賞特別賞ならびに第44回星雲賞日本長編部門、『文字渦』(新潮社)で第43回川端康成文学賞ならびに第39回日本SF大賞、『コード・ブッダ』(文藝春秋)で第76回読売文学賞を受賞

中川学 : 浄土宗西山禅林寺派の僧侶にしてイラストレーター。幅広いスタンスでイラストレーションを描き、近年絵本制作にも力を入れている。TIS会員

東雅夫 : 神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。『幻想文学』と『幽』の編集長を歴任。著書『遠野物語と怪談の時代』(角川選書)で、第64回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    小泉八雲えほん第一弾、因果応報、非常に怖い絵本でした。 教訓:老妻が存命中に、若い美人の側室を正室にしようとしてはいけません。 https://www.iwasakishoten.co.jp/news/n116039.html

  • chimako

    図書館の新刊コーナーにて。「ばけばけ」絡みでこれからきっと小泉八雲本はいろいろ出てくるだろうけど。これ、怖い。大名の正妻は死の病。死ぬ前にお願いがあると若く美しい側室を呼ぶ。「わたしがしねば、あなたがあらたなつま」と言いつつ取り憑いてしまう。側室の乳房をつかんで放さぬ正妻の手は切られてなお、夜毎に側室の体を揉み潰そうとする。女の怨念の恐ろしさよ。中川学さんの絵がエロスを纏って、これは大人の絵本。

  • がらくたどん

    まさかこの話が絵本になるとは!な一冊♪思いやりある殿様に手厚く看取られようとしている死期迫る奥方は達観の境地で最後の願いを所望する。数多い側室の中でも可愛がっていた年若い雪子に背負われて最期の桜が見たいと。未練も嫉妬も乗り越えたああ感動の夫婦愛・主従愛!と思いきや。奥方の邪念はどこに向かう。雪子の咎はどこにある。比較的湿度の少ない中川学の絵なのに、感情を抑えに抑えた円城塔のテキストなのに・・。断ち切りたくても突き動かされてしまう強い情動と匂い立つ「性」の艶めかしさはなんだ?味わいは中学生からがお勧めかと♪

  • 花ママ

    読友さんのレビュー読んで、早く読みたくて。ようやく読了。奥方の嫉妬心や執念が怖かった。円城さん監修とのことで、この雰囲気を納得。東さんの絵が何とも艶めかしくエロチックで、ドキっとしました。この後の作品も楽しみです。

  • たいぱぱ

    朝ドラ「ばけばけ」に乗っかって(?)出版された小泉八雲原作の絵本。病におかされた大名の正室の最後の願いは若い側室ゆきこにおぶってもらい桜をみることだった…。ってこんな結末怖すぎるでしょ!?中川学さんの絵が美しくも生々しくエロいし、なにより怖い。こんなエロくて怖いの子供がみたら怯えちゃうよ!結局なんの因果なのかわからないし、ゆきこが気の毒なんてすが、この絵本は印象には残ります。しばらく忘れられそうにありません。

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