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ISBN 10 : 4006023146
Content Description
誰もが毎日見ている空の下で、あの黒雲の下で、今、何が起こっているのだろう?詩人の鋭い感性と豊かな想像力から立ち現れる、誰もが気が付かなかった日常風景のなかの一場面。読む人はそこで、詩人にどのようにして詩が訪れ、また、詩人は詩をどのように読み感じているのかに、触れることができるかもしれない。フィクションとも思える、美しい日本語を通して、新しい経験へと誘う。
目次 : 鹿を追いかけて/ 道について/ 川辺の寝台/ くぼみについて/ 彫像たち/ 花たちの誘惑/ 虎と生活/ 雑踏の音楽/ 日々のなかの聖性/ 川から来る風/ 水の悪意/ 蝉と日本語/ 樹木のある風景/ 杖をめぐって/ 黒雲の下で卵をあたためる/ 黒い瞳/ 沃川へ/ 連詩の時間/ かたじけない/ 詩の不可侵性/ きみとしろみ/ ちーくーみーまー/ 蝿がうなるとき,そのときわたしは/ 縫い目と銀髪/ 家について/ 死者を食う蟹/ 背・背なか・背後
【著者紹介】
小池昌代 : 1959年東京・深川生まれ。津田塾大学国際関係学科卒業。詩人、作家。2000年詩集『もっとも官能的な部屋』で高見順賞、01年エッセイ集『屋上への誘惑』で講談社エッセイ賞、07年短編「タタド」で川端康成文学賞、10年詩集『コルカタ』で萩原朔太郎賞、14年長編『たまもの』で泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読了日:2021/04/28
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