Books

自虐蒲団

小池昌代

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784776808602
ISBN 10 : 4776808609
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2011
Japan

Content Description

心のスキマが破裂する。詩人、俳人、小説家、腹話術師、コピーライター、編集者、女優など、13人の“言葉師”たちの奇妙な物語。狂おしくもユーモラス、恐ろしくも哀しい連作短編集。

【著者紹介】
小池昌代 : 1959年東京生まれ。津田塾大学卒業。詩人・小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 丸猫うどん(旧カレーうどん)

    言葉に関わる仕事をしている人々の物語。 『音叉のように』が一番好きだが、すべてよい。 短編集はいまいちなものも、混じっていたりするが、すべてすばらしかった。 言葉に縛られ、騙され、魅了され、もがきながらも、一生懸命生きている人々がいとおしい。

  • THE WATERY

    言葉にかかわる仕事をしている人々を取り上げた13の短編集だけど、決して絶対的な幸福が用意されているわけではない。言葉のもつ力は想像以上に大きくて深い。人は言葉に助けられたり傷つけたりする、その暗面を凝縮したような一冊。小池さんの実体験が見え隠れしていそうな「自虐蒲団」をはじめ、「漕ぎ出した男」や「音叉のように」は印象深かった。

  • 草食系

    詩人やコピーライターなど、言葉に携わる人達の短編集(原題:言葉師たち)。そのままするりと収束するのではなく、不思議な所に着地するものが多かった。言葉を生み出す苦悩や没頭するあまり周囲を巻き込んでしまう話は、作者自身の話かと錯覚してしまうほど物語が立体的に浮かび上がってきた。幾つかの話で、著者自身の持つ「言葉に対しての静かな怒り」を感じて、不思議に思えましたが、あとがきで「詩に捕われるあまりの憎しみ、その毒が自虐に変化して言葉の節々に溜まる〜」とありました。「醜い父の歌う子守唄」が良かった。

  • hideboo

    小池作品は今回で2作目ですが、何とも言えない不気味さを秘めた短編集です。どの作品も詩で表現できる事を、敢えて短編小説で書き下ろしたようなイメージを持ちました。小池さんは言葉の持つ意味や、言葉で描かれる情景を吟味し尽くして書き上げたように思いました。

  • tom

    読友さんのコメントを読んで借りてきた。この作者の本は、一冊しか読んでなくて、あまり印象にも残らなかった。でも、この本は意外に拾い物。詩人やらコピーライター、俳人、はてはすけこましなど、言葉を生業にしている人たちの話。挿絵もすてき。署名の「自虐蒲団」のなかに「言葉に淫する」というセリフがあるけれど、うむ、なるほど、こういう人たちがいるんだという発見もあった。「音叉のように」もよかったなあ。この話の中に浦川聡子という俳人でビオラ弾きの人のことが出ている。こんど、読んでみよう。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items