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放課後によむ詩集

小池昌代

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784652206362
ISBN 10 : 4652206364
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan

Content Description

詩人・小池昌代の言葉が、詩の世界に風を通す。すべての人の「放課後」に贈る、珠玉のアンソロジー。孤独な心に灯りをともす31の詩。

目次 : セザンヌ夫人(飯島耕一)/ 春分の日(三角みづ紀)/ 金田君の宝物(松岡政則)/ まちかど(まど・みちお)/ 犬うごかん(高安海翔)/ くらし(石垣りん)/ 天(山之口貘)/ 地面の底の病気の顔(萩原朔太郎)/ 雲のやうに(左川ちか)/ 朝礼(井坂洋子)/ 住所(ソホラーブ・セペフリー)/ 報告(宮沢賢治)/ 学校に行きたくない(村岡由梨)/ 霧のなかの犬(石原吉郎)/ 失題詩篇(入沢康夫)/ さらに前方に(ローベルト・ヴァルザー)/ コーヒーに砂糖は入れない(4)(松下育男)/ あめ(なんどう照子)/ 春と修羅(宮沢賢治)/ 時まさに(E・E・カミングズ)/ サーカス(中原中也)/ わたしが一番きれいだったとき(茨木のり子)/ 家の麓 2003(青柳菜摘)/ 記号論(藤井貞和)/ 雪(三好達治)/ 体育(貞久秀紀)/ わたしを束ねないで(新川和江)/ バス停(白石かずこ)/ 桃(吉岡実)/ すがた(岡本啓)/ 詩の好きな人もいる(ヴィスワヴァ・シンボルスカ(訳・沼野充義)

【著者紹介】
小池昌代 : 詩人、作家。1959年、東京都生まれ。1988年、第一詩集『水の町から歩きだして』でデビュー。優れた詩のアンソロジーの編者としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • pirokichi

    小池昌代さん選の31篇の詩のアンソロジー。先週小池さんと又吉直樹さんの本書に関する対談がありその会場にて購入した。特に惹かれたのは「体育」貞久秀紀、「わたしを束ねないで」新川和江、「すがた」岡本啓。又小池さんが朗読されたシンボルスカの詩の、「でもわたしは分からないし、分からないことにつかまっている 分からないということが命綱であるかのように」には「命綱」に、心底まいってしまった。詩のアンソロジーって好きだな。隙間時間にちょこっと読めるし、必ず心に残るフレーズがある。誰もが気楽にどんどん手に取ってほしい。

  • tom

    小池さんの書くもの、わりと好きなのだ。書名もちょっと気楽に読めそうな感じ。ということで借りてきたアンソロジーだけど、一回目に読んだときは、なんのこっちゃらワケワカメ。老化頭もしくは詩に対する訓練のない頭には少しも入ってこない。最後に登場する「詩の好きな人もいる」には、「そういう人は、たぶん、千人に二人くらい」とまで書いている。私に詩は縁遠いからなあと思ったのけれど、悔しいから二回目を読んでみた。そうするとですね、思いのほか頭に入ってくる。宮沢賢治の春と修羅も初めて読めた(笑)。

  • べる

    「安心して。誰もあなたに、作者の意図や詩の意味を問いません。詩はそこにあることがすべてで、本来、無目的なもの。」と前書きの中にあったが、やはり詩に目を通すと「分からない」という思いが先立ってしまう。でも、詩の後に続く著者の短いコメントが助けとなる。どの言葉に着目したか腑に落ちるところがあり、コメントの表現力に驚かされた。私の気に入った詩は新川和江の『私を束ねないで」。詩人紹介とブックガイドが巻末にあるので、これを参考に他の詩やエッセイと合わせて読むことで分からなさを楽しめるぐらいまでになれるかもしれない。

  • 定年(還暦)の雨巫女。

    《私-図書館》【再読】←2025.9.8. 知らない詩と詩人も、多く。違う作品も読みたいなあ。

  • チェアー

    「金田君の宝物」と「あめ」は読んでいると泣いてしまった。 とてもいい詩のアンソロジー。 圧倒されたのは宮沢賢治の「春と修羅」だ。声に出して読んでみるとリズムと言葉の美しさ、こんな言葉をここにもってくるのかという驚きと喜びを感じる。

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