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恋愛詩集 Nhk出版新書

小池昌代

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140884836
ISBN 10 : 4140884835
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2016
Japan

Content Description

出会い、片恋、成就、激情、エロス、裏切り、別れ、追慕…。古今東西の詩人は愛の諸相をいかにうたってきたか。詩人・小池昌代独自の鑑賞眼で厳選された43篇が、どこかに置き忘れた感情を呼び覚ます。恋愛中の人はもちろん、そうでない人、ふだん詩になじみのない人にこそ読んでもらいたいアンソロジー。好評『通勤電車でよむ詩集』待望の続編。詩人略歴つき。

目次 : 1(一目惚れ(ヴィスワヴァ・シンボルスカ)/ 報告(宮澤賢治)/ はい は楽しい いなかです(E・E・カミングズ) ほか)/ 2(強い腕に抱かる(萩原朔太郎)/ なめる/蛇/未来(谷川俊太郎)/ プレゼント(三角みづ紀) ほか)/ 3(雷(林芙美子)/ 秋の犬(村野四郎)/ 緑(左川ちか) ほか)

【著者紹介】
小池昌代 : 1959年東京都生まれ。詩人。津田塾大学国際関係学科卒。詩集に『もっとも官能的な部屋』(高見順賞)、『ババ、バサラ、サラバ』(小野十三郎賞)、『コルカタ』(萩原朔太郎賞)など。『屋上への誘惑』(講談社エッセイ賞)、短編集『タタド』(表題作で川端康成文学賞)、長編小説『たまもの』(泉鏡花文学賞)など、小説、エッセイでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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同著者による『通勤電車でよむ詩集』の続編...

投稿日:2021/04/19 (月)

同著者による『通勤電車でよむ詩集』の続編。 冒頭がシンボルスカ「一目惚れ」なのは順当として、その次が宮沢賢治「報告」とは! 改めて読むとなるほど恋の詩だと思えるから不思議です。 選者のセンスが光るアンソロジーです。

哲 さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しいたけ

    「恋歌を、読むのはだれか」「今日も明日も、一見恋とは程遠い現実のなかで、汚れにまみれながら生きている、わたしたち、ではなかろうか」そうそう私。「平成時代のわたしたちは、おおらかで丸太のような性欲を、まだ持っているといえるのだろうか」想像したよりずっと骨太で官能的な詩集だった。ふわふわした少女の夢のような恋ではない。人を恋うこと。陶酔すること。求める剥き出しのエゴ。肉と汗。大人の恋が溢れていて、眩しかった。編者小池昌代さんの各々の詩につけられたコメントがいい。

  • のえる

    図書館本。 詩人である著者が古今東西の名詩から選んだ39編にコメントを付けた本書。出会い、片恋、成就、激情、エロス、裏切り、別れ、追慕・・・。親子愛や兄弟姉妹愛、友愛を感じた作品も。なかなか濃厚で、あまり詩になじみの無い私でも奥深さを感じたような気がする。発見も多くおもしろかった。もちろん、難しくて、よくわからん!ってものもあったけど(笑)

  • Tui

    『通勤電車でよむ詩集』の嬉しい続編です。読まれた方へ。どの詩がお好きでしたか?私は、以下です。岸田衿子の「ニ」は読むたび毎回ちがうメロディーが浮かんできます。まど・みちお「橋」は、自宅前の、通勤や買い物に行く時いつもわたる人道橋がますます好きに。松井啓子「ねむりねこと」は、‘きょうのねこは くつしたをはいた足音で あなたの むねの 細長い木の階段を降りてきていた’ に悶えました。タイトルは恋愛詩集だけど、岸本佐知子さんの『変愛小説集』並みに変な(つまり、絶品な)アンソロジーですよ。

  • ケニオミ

    恋愛って色々な形態があるから難しいな。恋愛が詩の様式をとると、もっと難しくなるな。難しかったせいか、表紙には「あなたの愛が、きっとある。」とあるけれど、僕の愛は見つけられなかったな。僕には詩は向いてないのかな。僕が共感できるのは、小倉百人一首の恋の歌「しのぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思うと 人の問うまで」だな。

  • 北本 亜嵐

    胸のときめきを感じさせたり、時には本能を感じさせる詩ありと恋の形はそれぞれ。個人的に印象に残ったのは三角みづ紀さんの「プレゼント」『それでもこの人が大好きだ その事実にこころを殴られ わたしは 不覚にも 泣いてしまう』年を経てもと「ときめく気持ち」は持ち続けたい、そう思わせてくれました。

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