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朝鮮分断の起源 独立と統一の相克 慶應義塾大学法学研究会叢書

小此木政夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766425451
ISBN 10 : 4766425456
Format
Books
Release Date
October/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

連合国宣言やカイロ宣言に象徴される米国の理念政治vs.地政学的な不安に脅えるソ連の現実政治。その対立に翻弄される小国の独立と統一―朝鮮分断とは、独立と統一の相克だった。大日本帝国の崩壊と三八度線の設定後、米ソの狭間で、南北朝鮮の指導者たちはいかに行動したのか。国際政治と地域政治の交錯を背景に、民族と国家が織りなす過酷な現代政治のドラマを緻密に描き出した重厚な論考。

目次 : プロローグ―朝鮮分断とは何か/ 第1章 朝鮮独立問題と信託統治構想―民族自決主義の国際政治/ 第2章 三八度線設定の地政学―米国の対日軍事戦略と国際政治/ 第3章 南朝鮮解放の政治力学―米軍進駐と左右対立の構図/ 第4章 李承晩・金九の帰国と域内政治の再編成―三つの統一戦線運動の展開/ 第5章 ソ連軍の北朝鮮占領と金日成の台頭―民族統一戦線と独自共産党の形成/ 第6章 冷戦の開始と分断への道―単独行動と新しい政治統合/ エピローグ―理念の世界と現実の世界

【著者紹介】
小此木政夫 : 慶應義塾大学名誉教授。1945年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。法学博士(慶應義塾大学)。専門:国際政治論、現代韓国朝鮮政治論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • BLACK無糖好き

    1945年の終戦間際から1946年5月までの期間に絞って、朝鮮半島分断に至る経緯を詳説。1945年12月の米英ソ外相のモスクワ会議で、米国から提出された「朝鮮の統一管理」を上手く利用したソ連案が合意に至り「モスクワ協定」として採択されるが、中身は自由選挙を回避した朝鮮臨時民主政府の樹立を目指したもので、ソ連側の将来の単独行動の土台となったと分析している。◇分断の根底にはスターリンの安全保障に対する徹底した考え方が存在している。その後ソ連は崩壊するが、歴史上の勝者はスターリンかもしれない。

  • 犬養三千代

    この本を読んで一番強く思ったこと。それは、「タイミング」。 悪者を悪者たらしめるタイミング。 それは今の世界情勢にも深く及ぼしている。なんともやりきれない。

  • AKI

    クソ大変。

  • takao

    ふむ

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