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明智卿死体検分 創元推理文庫

小森収

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488485221
ISBN 10 : 4488485227
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
小森収 ,  

Content Description

その男は、四阿(あずまや)いっぱいの雪に埋もれて凍死していた。この異常な状況は、おそらく魔術によるものだ――それも上級魔術師の。事件関係者は、調略に長けた軍人、毒見役の陰陽師、そして“タレント”を持つ近衛将曹ら、一癖も二癖もある者ばかり。誰が、なぜ、そしてどうやって殺人を為し遂げたのか? 菊の御料所で発生した不可能犯罪を調査するのは、権刑部卿・明智小壱郎光秀と、陰陽師・安倍天晴。日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞を制した著者が、魔術が存在する“日の本(ひのもと)”を舞台に贈る傑作本格ミステリ。

【著者紹介】
小森収 : 1958年福岡県生まれ。編集者、評論家、作家。大阪大学人間科学部卒業。演劇評論家、文芸書の編集者として活動するほか書評・ミステリ評論の分野でも精力的に活躍する。2022年、三世紀にわたる短編ミステリの歴史を俯瞰したアンソロジー&評論書“短編ミステリの二百年“(全6巻)で第75回日本推理作家協会賞および第22回本格ミステリ大賞(ともに評論・研究部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • さつき

    本能寺の変で信長が死なず、織田、羽柴、徳川が天下三分の計で交代で日本を治めているというパラレルワールド。魔術が実在し、殺人事件の捜査も権刑部卿明智小壱郎光秀と陰陽師安倍天晴がペアで行う。はしばしまで遊び心たっぷりで楽しく読みました。下敷きになったというダーシー卿を主人公にした作品群も読んでみたくなります。

  • ち〜

    四阿で雪に埋もれた死体の謎。戦国時代を思わせる、作者が作り上げた世界の中でのミステリ。陰陽師の登場もあり独特の設定だけど、私は好き。その魔術を使ったハウダニットが楽しかった。主人公2人のキャラクターも良い。続編も読みます。

  • lucifer

    正直、読みづらかった。というのも、日本ではあるけど本能寺の変が起きてなかったり、陰陽術や魔術が発達してたりというif世界での言葉遣いや世界観が、もちろん説明もされてるが中々頭に入らない。それでも、事件の謎や陰陽術どう関係してくるのや主人公とそのバディが魅力的で結構面白かった。意外だったのは、陰陽術を使える人間が思ってたより多かった。次作も読みたい。

  • にぃと

    織田、羽柴、徳川による天下三分の計がなされた、そして科学ではなく魔術が発展した世界でのミステリ。世界観や用語に戦国時代からのものが続いており、陰陽師の存在もあって独特な雰囲気。それでいて謎解きとしても面白い。タイトルから手に取った時はまさかこの明智が名探偵の方ではなく戦国武将の方だとは思いもよらず、そしてそんなこちらを見透かしたかのような最後の展開にはただただ感服するばかり。次回作も予定されているとのことで、楽しみだ。

  • 八朔日

    科学の代わりに魔術と陰陽道が発展した架空の日本を舞台にした歴史改変ミステリ。本能寺の変で信長が生き延び織田・羽柴・徳川の三家が「天下三分の計」を実現した世界で、政治と魔術が交錯するなか起きた雪密室事件。冷静沈着な明智と博識で優雅な陰陽師・安倍のバディが、論理と術理で事件を解き明かす過程は知的でありスリルもある。トリックもあくまでもロジカル寄りに構築されている。元ネタは知らないけれど楽しめたし世界観が好きだったので、この世界のさらなる広がりを見るため続編も読む。

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