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日本幻想文学集成 33

小栗虫太郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336032430
ISBN 10 : 4336032432
Format
Books
Publisher
Release Date
June/1995
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    「完全犯罪」は本格推理小説としては上玉でした。「黒死館殺人事件」をなぜか彷彿させる犯人の動機の遣り切れなさが印象的でした。残りの2篇は現地の土と風の匂いが感じられるような確かな描写と右往左往する儚き人間のカタルタシスの対照が心に残ります。

  • kuroshior

    緻密な土地設定・生々しくぬるぬるで幻惑的

  • ネコ虎

    初めての小栗。「黒死館殺人事件」を読むための予備的な地ならし。時代のせいもあるが、読みづらい。でも小栗独特の雰囲気は味わえた。「完全犯罪」は推理小説で、かなり強引な仕掛けではあるが、天才の片鱗を見せている。他の二編(「紅軍巴蟆を越ゆ」「海螺斎沿海州先占記」)は推理ものではないものの、独特な世界を思わせたが、文体に慣れないと楽しむまではほど遠い。  なお、国書刊行会の日本幻想文学集成シリーズはまだ2冊目だが、著名作家の短編集としてはユニークなものが選ばれているので、今後も読み続けたい。

  • ks3265

    『黒死館殺人事件』は何回も読んだ。2回目は引用されてる書名や物など、実在の物かと調べてもみた。彼の博識に驚かされた。今回図書館で何気なく見つけた本。彼がこんな幻想的な小説を、それも大陸を舞台にした小説を書いていたのは知らなかった。カタカナの名前が多いせいか、ちょっと読みにくかったが、彼の博識ぶりはさすがだ。しかし今回はいちいち調べない。私も少しは過去の知識も増えたから。やっぱり小栗虫太郎は偉大な作家だ。

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