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ゼロからわかる量子コンピュータ 講談社現代新書

小林雅一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065282991
ISBN 10 : 4065282993
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan

Content Description

スーパーコンピュータ「富岳」を遙かに凌ぐ「夢の超高速計算機」は本当に実現するのか?投資対象に変貌した「科学の楽園」でいま起きていることとは?巨大IT企業参入のウラで報じられていない現実。

目次 : 第1章  巨額の投資対象に変貌した「科学の楽園」―量子コンピュータとは何か(「経済安全保障」の最優先課題/ スマホやPCとは似ても似つかぬ異形/ これから高まる“量子人材”の必要性 ほか)/ 第2章 現実離れした「量子コンピュータ」のしくみ―謎の超高速計算機はどう動いているのか(量子力学の基本的法則/ 「量子力学の確率」と「日常生活の確率」は違う/ 全知全能の神ですらわからない「真の不確実性」 ほか)/ 第3章 量子コンピュータは世界をどう変えるのか―自動車・金融からメタバース・AIまで(“自動車”渋滞を解消しサプライチェーンの最適化/ “金融”投資ビジネスの競争優位性を高める/ “化学”最適な組み合わせを見つけバッテリー開発に活かす ほか)

【著者紹介】
小林雅一 : 1963年、群馬県生まれ。KDDI総合研究所リサーチフェロー、情報セキュリティ大学院大学客員准教授。専門はITやライフ・サイエンスなど先端技術の動向調査。東京大学理学部物理学科卒業、同大学院理学系研究科を修了後、雑誌記者などを経てボストン大学に留学、マスコミ論を専攻。ニューヨークで新聞社勤務、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などで教鞭をとった後、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kk

    図書館本。前提知識がない一般読者を対象とした量子コンピュータの入門書。その基本的な原理、実現可能性、開発の現状、考え得る適用範囲の拡がりや、さらには我々の未来へのさまざまなインパクトなどを比較的わかりやすく簡潔に説明。ほんの少しながら数式が登場したりして、kkの如き門外漢的には全てを完全に理解できたか些か心許ないところもありますが、少なくとも量子コンピュータについて、少しでも何か分かったような気分にはなれました。

  • zoe

    スパコンで一万年かかる計算を3分20秒。量子ビットは、0であり1である。エラーの為のスタビライザーとしてプラス8桁。例えば、エラーを生じても多数決で解決。量子ビットの実現には、超伝導、核/電子スピン、偏光などを用いる。高品質で拡張性があり、初期化可、量子ゲート(計算の仕組み)、人間が測定可能である事。本当に出来るかわからないが、世界で遅れを取らない為にガンガン投資と言う声もあるが、戦争に使われない様にとか、もっと先に話をしておかなければいけないと、警鐘。

  • 美東

    39頁 ”Dウエイブは1999年、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学で物理学を専攻する大学院生ジョーディ・ローズ氏によって設立された量子コンピュータ・メーカーだ。” 将来性が認められれば学生であっても投資の対象としてチャンスを得る。日本では「投資」というと博打に近い世間一般の感覚であるが、真の意味での「投資」アメリカ資本主義の活力・原点がこういったところに見いだされる。

  • jackbdc

    3年前の本で最新の内容ではないのだろうが私には十分。執筆時で既に量子コンピュータが実用化されているなんて知らなかったし。量子力学どころかニュートン力学の理解も薄く心許ない私にも、巨大プラットフォーマーや大国が巨額をつぎ込んで最先端技術の囲い込みに躍起になっているバブルが発生している事態はイメージできる。覇権争いという意味ではAIと似たようなものか?現時点では先行投資であって実用性という意味では費用対効果が見合っていないという事も同じっぽい。もっとも実用化による影響の大きさがとてつもない点も同じかな。

  • makio37

    量子ビットは|Φ>=cosθ|0>+sinθ|1>と表せ、0と1の間で360度の自由度で無限の値を取れる。基本的な量子ゲート(行列)はNOT(反転)、アダマール(基底ベクトルを「重ね合わせ状態」→「初期状態」に)、CNOT(同時に2個の量子ビットに作用し「量子もつれ」を実現)など。量子コンピューティングとは、これらを適宜組み合わせ、ある段階で最大「2のn乗」個もの状態を同時並列的に調べ、その後逆に限られた状態へと収束させ、最終的に量子ビットの測定により計算結果へと辿り着くプロセス、とぼんやりと理解した。 

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