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ISBN 10 : 4476033733
Content Description
東京・豊島区にある明豊中学校の校長である小林豊茂先生は、校長としてがん教育や防災教育など、非常に先進的な試みをしてきた。
平成24 年度からは、全国に先駆けて豊島区が「がん教育」を推進。そうしたなかで平成28 年の夏、小林先生は職場の健康診断で肺腺がんが見つかった。2 学期の始業式の翌日に入院し、治療。12 月には職場に復帰することができた。
抗がん剤の影響で髪の毛が抜け落ちていたが、小林先生は「自身の姿を生徒たちに見てもらい、教材にしてもらおう」と、ニット帽をかぶって登校し、全校集会のとき、生徒たちの前でニット帽を外してみせた。
そして、周囲の人が偏見を持たず、励ますことが患者を勇気づけることを生徒に伝えた。
平成29年5月には、明豊中学校に東京女子医大がんセンター長の林和彦先生を招いて「がん教育」の特別授業(いのちの授業)を実施。NHK の「あさイチ」でも紹介され、反響を呼んだ。
小林先生はいまも日々、命の大切さを生徒たちに真剣に訴えている。
こうした病と闘う小林先生の姿をドキュメントとして書籍化。児童・生徒・保護者のがん教育推進の一助として役立つとともに、多くの人々に勇気と希望、負けない心を伝える一書となる。
もくじ
<主な内容>
第1章 健康診断で見つかった肺腺がん
第2章 人生初の入院生活
第3章 同級生・栗山監督がリーグ優勝
第4章 副作用がやってきた!
第5章 NHK「あさイチ」で特集される
第6章 退院直後に出かけた修学旅行
第7章 「生きる力」を高める「がん教育」
特別対談 「がん教育で変わる日本の未来」
林 和彦(東京女子医科大学 がんセンター長)× 小林 豊茂
【著者紹介】
小林豊茂 : 1961年、東京都生まれ。創価大学教育学部を卒業後、教員となる。東京都江戸川区、北区で教諭として14年間務めた後、葛飾区教育委員会、東久留米市教育委員会などに勤務。2008年4月、豊島区立千川中学校に校長として着任。2014年4月からは豊島区立明豊中学校で校長を務める。全国新聞教育研究協議会会長として、学校で新聞を教材にして学習する活動「NIE」(教育に新聞を)にも取り組む。2016年夏、健康診断でステージ4の肺腺がんが見つかる。最大で4センチにまで成長したがんを克服し、闘病を続けながら、現役の中学校長として「がん教育」推進に尽力する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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gtn
読了日:2020/07/15
タバサ
読了日:2019/05/12
小畑万喜
読了日:2019/12/09
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