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音楽と病のポリフォニー 大作曲家の健康生成論

小林聡幸

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865591903
ISBN 10 : 4865591907
Format
Books
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : ■第1章:わが力尽き果てぬ、われは老いわれは弱りぬ / 筆を折るヨーゼフ・ハイドン / ■第2章:詩と内因 / しっかりと黙っているローベルト・シューマン / ■第3章:ロマン主義とヒステリー / ノルベルト・ブルクミュラーの二つの回路 / ■第4章:ヤルヴェンパーの沈黙 / ジャン・シベリウスと第八交響曲 / ■第5章:自画像を描くことと人間学的均衡 / 才能を羽織るリヒャルト・シュトラウス / ■第6章:スターリニズムを生き延びる / ドミトリー・ショスタコーヴィチの生存戦略と健康生成 / ■第7章:日常生活の創造性 / チャールズ・アイヴズとジャチント・シェルシの仕事 / *参考文献

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    傑出した人物の病理と創造性との関係を論ずる「パトグラフィー(病跡学)」の一冊。シューマン、シベリウス、R.シュトラウス、ショスタコーヴィチなどが取り上げられているが、底流を流れる主題は、「ロマン主義とは何か」。非合理的であるロマン主義は、悪魔的・狂気的であるから、病跡学のアプローチを可能にする。精神科医が書いた書籍だから、病理的な説明が中心と思いきや、むしろ、この本は、多様な参考文献からの引用が豊富で、作曲家の人生と作品の分析に多くの紙幅を割いている。その意味で、音楽好きには、とても面白い一冊です。

  • どら猫さとっち

    ハイドンからシェルシまで、名だたる作曲家たちが、病を抱えて名曲を生み出した背景に迫る評伝。著者は医学博士だが、その分野から分析する音楽家の健康状態と内面が、とても興味深い。シューマンの精神病理や、シベリウスがなぜ第8交響曲を完成しなかったのか、こと細やかに解説。音楽は聴く人の心身ともに癒すというが、作曲家たちはどうだったのか。そう考えると、何気なく聴いている音楽の深奥が見えてくる。

  • PukaPuka

    クラシックに詳しくなくても、面白く読める。著者の前作『シンフォニカ・パトグラフィカ』よりも文体が洗練されている。昨今の日本の言論状況から、ショスタコーヴィチの章が政治的抑圧下におけるサヴァイヴの一例として、とても興味深かった。

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