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ジェンダー目線の広告観察

小林美香 (Book)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784768459508
ISBN 10 : 4768459501
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

広告と経済の関係を考え、私たちのものの見方が、どれほどそれらのイメージから影響を受けているかを理解することは、消費社会の中で私たちがどのように生活しているのか振り返ることにつながるはずです。

目次 : 1 広告観察を始める前に―ジェンダー表現とメディア/ 2 広告観察日記 2018‐2023/ 3 脱毛広告観察―脱毛・美容広告から読み解くジェンダー・人種・身体規範/ 4 「デキる男」像の呪縛を解くために/ 5 性感染症予防啓発は誰のため?―広報ポスターから考えるこれからの性教育/ 6 対談:広告だけに文化のすべてを担わせてはならない(笛美×小林美香)/ 7 対談:広告と公共性 消費者教育のためのメディアリテラシー(尾辻かな子×小林美香)/ 8 「写真歌謡」試論

【著者紹介】
小林美香 : 1973年生まれ。大阪大学文学部卒業、京都工芸繊維大学大学院修了(博士)国内外の各種学校/機関で写真やジェンダー表象に関するレクチャー、ワークショップ、研修講座、展覧会を企画、雑誌やウェブメディアに寄稿するなど執筆や翻訳に取り組む。2007‐08年にAsian Cultural Councilの招聘、及びPatterson Fellowとしてアメリカに滞在し、国際写真センター(ICP)及びサンフランシスコ近代美術館で日本の写真を紹介する展覧会/研究活動に従事。2010年から19年まで東京国立近代美術館客員研究員を務める。東京造形大学、九州大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Nobuko Hashimoto

    私たちの視界には大量の広告が入りこんでくる。一つ一つは短期間で新しいものに取り替えられてしまうはかない存在だが、その圧倒的な情報量で、私たちにさまざまな価値観を擦りこむ。本書は、公共の空間における女性や男性の身体の表象を、とくに広告を対象にしてフィールドワーク(観察)し、分析する。広告に社会や経済の状況が反映されていることに気づかせてくれる一冊。関西ウーマン信子先生のおすすめの一冊で取り上げました。https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=202442

  • katoyann

    電車の車内広告をジェンダーの観点から分析した本。美容産業の広告がルッキズムを助長しているとする分析は妥当だと思う。どうもSNSがルッキズムを助長しているのかと浅く捉えていたが、ダイエットや脱毛を推奨する広告が電車内を埋め尽くしている状況を考えると、企業の責任が問われるところだといえる。

  • 香菜子(かなこ・Kanako)

    ジェンダー目線の広告観察。小林美香先生の著書。ジェンダーバイアスのある広告は多い。これって日本特有の問題に見えます。広告を作っている人たちがジェンダーイクオリティを理解していない。広告を作っている人たちがジェンダーイクオリティをあえて無視している。どちらが正解なのかな。ジェンダー目線の広告がいつまでも減らないと世界からばかにされて恥をかきます。

  • 練りようかん

    炎上広告に疎く、違和感の言語化能力を養う目的で手に取った。演出意図に気付き判断出来る受け手の在り方を補強する内容。まず、今脱毛業界が男性に向けて一気に襲いかかっている印象で怖い。社会的地位を高めるための必須ステップかのように謳う。一昔二昔前のコンプレックス商法がどんだけの女心を傷つけたかを考えると、これからの男心が心配だ。また「走る」「踊る」の隠された意図は発見で、大塚製薬の見方が変わった。AIDSの海外比較からも、日本の広告は正しい情報伝達ではなく不安を煽ることに特化していると感じたことが学びになった。

  • 冬峰

    電車でやたら目につく脱毛や美容広告、鬱陶しいスマホ広告、美少女ゲームの広告の乳袋問題などについて著者が淡々と観察と考察。タイトルにジェンダーって入ると身構える人もいるかもしれないが、広告うぜえとか表現の在り方に違和感を覚える人にはおすすめ。広告の世界に登場する男と女の役割は、がっちり分けられている。更に、美しい女やデキる男のロールモデルは白人ばかり。日本社会の価値観これでいいの?という問題提起になっている。広告表現に関して日本は規制がないぶん妥当性について考える機会もなく、見る側の感覚もバグってると思う。

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