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年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活 講談社現代新書

小林美希

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065299289
ISBN 10 : 4065299284
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「中間層」が完全崩壊した日本社会の「本当の危機」

目次 : 第1部 平均年収でもつらいよ(毎月10万円の赤字、何もできない「中流以下」を生きる―神奈川県・須藤慎太郎(48歳)・会社員・年収520万円/ 「私は下のほうで生きている」コンビニは行かず、クーラーもつけない生活―東京都・米田美鈴(35歳)・自治体職員・年収348万円(世帯年収1000万円)/ 不妊治療に対する経済的不安…「リーマン氷河期世代」の憂鬱―北陸地方・吉川耕太(33歳)・電車運転士・年収450万円(世帯年収900万円) ほか)/ 第2部 平均年収以下はもっとつらいよ(月収9万円シングルマザー、永遠のような絶望を経験した先の「夢」―東海地方・池田真紀(41歳)・秘書・年収120万円/ 子どもに知的障害、借金地獄…マクドナルドにも行けない窮状―北関東・田村理恵(38歳)・介護ヘルパー・年収48万円(世帯年収400万円)/ 1個80円のたまねぎは買わない、子どもの習い事が悩みの種―北海道・加藤香(29歳)・清掃員・年収180万円(世帯年収540万円) ほか)/ 第3部 この30年、日本社会に何が起きたのか?(私の原体験/ 就職氷河期に入って30年/ 「中間層が崩壊すれば、日本は沈没する」丹羽宇一郎さんの言葉 ほか)

【著者紹介】
小林美希 : 1975年茨城県生まれ。水戸第一高校、神戸大学法学部卒業後、株式新聞社、毎日新聞社「エコノミスト」編集部記者を経て、2007年よりフリーのジャーナリスト。就職氷河期世代の雇用、結婚・出産・育児と就業継続などの問題を中心に活躍。2013年、「子供を産ませない社会」の構造とマタニティハラスメントに関する一連の報道で貧困ジャーナリズム賞受賞。『ルポ 正社員になりたい』(影書房、2007年度日本労働ペンクラブ賞受賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • absinthe

    評判が良いので読んでみたがやや残念。沢山の聞き取りをしたに違いないが、それぞれ個別の事情があり、関連のない愚痴を並べただけのような印象だ。母が認知症で独身とか、確かに可哀そうだというのもあるのだが、背後に潜む社会の構造の問題とか、そういった分析には手が回らなかったようだ。確かに平均年収の人々の生活がこれだと絶望的な気もするが、中には前向きな人もいた。感じ方はそれぞれだろう。円安が起爆剤となり、設備投資額も増え始めた今、浮かび上がるチャンスとなるか。

  • kinkin

    我が国の給与所得者の平均所得学がこの本のタイトルだ。読んでいると世帯収入1000万から年収120万の女性までその生活は様々。何年か前に国が1億総活躍ナントカといっていたのを思い出した。この国の根っこは非正規雇用で成り立っていると思う。国民の多くは非正規雇用というかたちで1億総活躍に参加している。働けど働けど楽にはならず若者のの多くはアルバイトや非正規雇用で働き一部は犯罪に手を染める。大谷や吉田が一歩歩いたのと我々が1日いや1週間働いたのと同じくらいの年俸をもらっているのか〜と考えるとやっぱり・・・

  • サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

    (2023-17)年収443万円 、日本の平均給与額である。この30年ほどほとんど変わっておらず、G7の国では韓国にもとっくに抜かれて最下位である。では平均的な給与で「普通」の生活ができるのか?ということなのだが、考えるまでもなく難しい。昼食代は500円以内、スタバのフラペチーノは贅沢品…。リアルな取材ではあるけれど、本筋とは関係なく職場の不満をダラダラ述べているだけの感もかなりあり少し滅入る。著者なりの分析があるのかと思いきやそこはなんとなく…。タイトルが気になり買ったけれどイマイチだったかな。★★

  • とも

    オーディオブック。 何を伝えたいのだろう。悲しくなる。 何か参考になること、実践できること探したかがあまりない。なるべく人のせいにしないで、情報を集めできることをやっていこう。ゲームのルールは一緒なのだから。でも僕が想像出来ないような環境の人もいるかも、反省。

  • pohcho

    29歳から56歳までの11人のインタビューが掲載されている。平均どころか世帯年収で1,000万円を超える人もいるが、皆一様に生活に不安があり、不満をためているんだなと感じた。子育て世代は大変そうだけど、スタバのフラペチーノは自分も贅沢だと思うし、ペットボトルではなく水筒を持っていくとか、それほど絶望的でもない内容が続く中、最後の非常勤講師の人は悲惨。認知症の介護は大変だけど、年金を多くもらっているお母さんが亡くなったらこの人はどうなるんだろう。いろんな人の生活が見えるのが興味深かった。

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