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ルポ 学校がつまらない 公立小学校の崩壊

小林美希

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000616706
ISBN 10 : 4000616706
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

小学生の不登校の数が増え続けている。型にはめ込む管理型の教育現場では、少しでも「普通」から外れると「公立に合わない」「普通の学級に合わない」と「烙印」が押される・・・。教員たちも過酷な労働環境のもとで疲弊していく・・・。格差の再生産のような全国の公立小学校の実態を明らかにし、あるべき教育の原点を問う。

【著者紹介】
小林美希 : 1975年茨城県生まれ。水戸第一高校、神戸大学法学部卒業後、株式新聞社、毎日新聞社『エコノミスト』編集部記者を経て、2007年よりフリーに。就職氷河期世代の雇用、結婚、出産・育児と就業継続などの問題を中心に活躍。2013年、「「子供を産ませない社会」の構造とマタニテイハラスメントに関する一連の報道」で貧困ジャーナリズム賞受賞。著書『ルポ 正社員になりたい』(影書房、2007年日本労働ペンクラブ賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • レモン

    最終章以外で紹介される事例の酷いこと。ベテラン教師による生徒イジメや中学受験へのストレスから学校で荒れる子どもたちの実態が悲惨で、そんな環境に放り込まれ傷ついている子どもを想像すると胸が痛い。小中一貫校への異動が島流しと揶揄されるほどハズレくじだったなんて。一概に言えないとは言え、衝撃が大きい。アタリかハズレかなんて実際に通わないとわからない部分があまりにも多く、親は祈るしかできないのか。都市部に住んでいなくて本当に良かった。中学受験がこんなに恐ろしいなんて。これぞ手段の目的化と言える。

  • よっち

    不登校の数が増え続けている小学生。型にはめ込む管理型の教育現場になり、教員たちも過酷な労働環境のもとで疲弊する全国の公立小学校の実態を明らかにしようとした1冊。皆と同じを求められる子どもたち、行き過ぎた不適切指導、中学受験という教育投資の加熱と子どもたちのストレス、進む小中一貫校化の弊害、疲弊する教員の労働環境の一方で、N中・N高、私立高校、工業高校などの取り組みなども紹介していましたが、教育改革でやることが増えているのに、人手も予算も不足していてじっくりと取り組めていない弊害が出ているように感じました。

  • TAK.I

    第1章から極端な事例に空いた口が塞がらない。体罰や暴言によって学校に行けなくなった子が紹介されている。ほんの一部だろうが、こんな教員がいるのかと呆れる。画一的な指導は子どもの個性を潰す。右へ倣えの指導はもはや時代遅れだ。2章からは管理された早期教育や加熱する中学受験が学校現場に与える悪影響について。これもキツイ。4章に入りやっとあるべき学校の姿が見えてくる。筆者は取材を通しさまざまな学校の取り組みが挙げている。公教育の質の低下が叫ばれて久しいが、子どもたちにとって何が真の幸せかを考える大人が増えて欲しい。

  • まゆまゆ

    10年連続で小中学生の不登校が増えている背景にはいまだに画一的な教育現場による対応があるとして、公立小中学校の実態を紹介するルポ。昔ながらの指導を押し付けてくる教師や大人を敬わない児童たち…抑圧された学校という空間の中で大人もこどもも息苦しく過ごしている様子は伝わるが、結局すぐには解決できない。志の高い校長によってルールを変えていく学校も少しずつ増えてきている、のだろうか。

  • しげ

    前半は、嘘みたいにひどい事例ばかりで、むしろ嘘だったらいいのに、と思ってしまうほどでした。工業高校やN高の成功例のように、子どもたちが自分に合った学びのかたちを選択できるための、多様な受け皿の整備を望みます。また、受験の低年齢化と加熱によって子どもたちが受ける影響については、もっとしっかりと検証され、議論されるべきことだと感じました。

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