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シュメル人 講談社学術文庫

小林登志子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065386927
ISBN 10 : 4065386926
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

紀元前3500年、まだ日本が石器時代だった頃に巨大神殿を建て、古拙文字を発明。ビールを飲み、都市文明を謳歌し、華やかな宴会を繰り広げたシュメル人たち。2004年のエラム進入により忽然と消えてしまった彼らの日常には、現代の日本、西欧社会に通じる様々なしきたりと人間模様が隠されていた! 古典の名著『ギルガメシュ叙事詩』や発掘された奉納額、図像などの一等史料を丹念に解読。王の父子相伝や戦記、后妃の葬儀、交易記録などから古代オリエント文明の驚くべき栄華と崩壊を識る!

<目次>
はじめに
1 シュメルの父と息子――ウルナンシェ王の「奉納額」
ウルナンシェ王の「奉納額」/都市国家ラガシュ市/ウルナンシェ王の王碑文/奉納額の絵解き/家族の肖像/教育は人類不変の悩み
2 ラガシュ王奮戦記
二方面の宿敵/「正史」の始まり/初代王、第三代王の戦い/「エアンナトゥム王の戦勝碑」/ラガシュ最後の輝き
3 后妃のお葬式――シュメルの女性たち
葬儀は語る/シュメルの女性群像/后妃の結婚生活/后妃として母として/仇(かたき)の妻に弔われた前后妃
4 商人が往来する世界――シュメル人の交易活動
古代人の商売繁盛/ 瑠璃(るり)に魅せられて/銅は海からやってくる/ギルガメシュと「杉の森」/石油より大事なもの
5 星になったシュルギ王
帝王の佇まい/ウル第三王朝の最盛期/王の公務/神になったシュルギ王/戦いに明け暮れた後半生

あとがき
主要参考文献
主要図版引用文献
コラム 
「正統な後継者」/「油あふれる」ディルムン/シュメルのモナ・リザ/生きているシュメル語/文字と争いの起源/メルッハからの「砂金」/エブラ市の発見/中島敦と古代オリエント史/王の称号
学術文庫版あとがき
索引

本書は『五〇〇〇年前の日常 シュメル人たちの物語』(新潮選書 2007年刊)を改題したものです。


【著者紹介】
小林登志子 : 1949年千葉県生まれ。古代オリエント歴史学者。専門はシュメル学。中央大学文学部史学科西洋史専攻卒業、同大学大学院修士課程西洋史専攻修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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    シュメルの王:ウルナンシェ王 ラガシュ王国 エアンナトゥム王 ウル第三王朝 シュルギ王 王碑文 王権の正当性 戦争と防衛:ウンマとの戦争 戦勝碑文 軍事遠征 戦争の神ニンギルス 城壁建設 軍備拡張 女性:后妃の役割 政略結婚 出産と育児 女神信仰 エンヘドゥアンナ 貴族女性の地位 婦人の財産権 貿易:銅の輸入 レバノン杉 瀝青交易 商業法 穀物貿易 宗教と神話:神々への奉納 個人神の信仰 神殿建設 宗教儀式 祭礼と祝祭 神話と創世記 文明と文化:教育制度 文字発明 都市国家形成 法典制定 多民族共存

  • Mits

    彼らは紙や木でなく、石や粘土に字を記したので、相当に古くてもちゃんと記録が残ってるのはさすが。以前読んだ「古代メソポタミア全史」の第一章「シュメル人とアッカド人の時代」(約60ページ分)に相当する部分を1冊にした感じ。その分、歴史の事実だけじゃなく、文書やレリーフから読み取れる当時の人々の暮らしぶりなんかについても詳しく書かれている。

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