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1冊でわかるポケット教養シリーズ 日本の作曲家 伊福部昭

小林淳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784636104080
ISBN 10 : 4636104080
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan

Content Description

目次 : 「日本楽壇、日本作曲界の泰斗」 / ◆第一章 伊福部音楽の基盤をなしたもの / 伊福部昭の三つの誕生日 / 一家で音更の地へ / 「徳」と「無為」 / アイヌ人との交流のなかで / 音更から札幌へ / 楽器演奏に惹かれて / 自分にしか書けない音楽を / 新音楽連盟の青春 / ◆第二章 作曲家・伊福部昭の誕生 / 《ピアノ組曲(日本組曲)》 / 《日本狂詩曲》に託した夢 / チェレプニン賞受賞 / 師・チェレプニンとのきずな / 聖火祭に結ぶ恋 / 亡き兄に捧ぐ / 太平洋戦争の真っ只中 / 太平洋戦争終結 / ◆第三章 プロの作曲家をめざして / 家族とともに日光へ / 東京音楽学校の講師に / 大著『管絃楽法』 / 映画音楽第1作『銀嶺の果て』 / 『銀嶺の果て』における大論争 / 音楽教育者・伊福部昭 / 声楽作品と伊福部の「言葉」 / ◆第四章 伊福部映画音楽の相貌 / 映画音楽と伊福部昭 / 映画での伊福部の響き / 伊福部の映画音楽形態 / 「ゴジラ」を音楽で表す / 伊福部ライト・モチーフ演出 / 特撮怪獣映画と伊福部マーチ / ミュージック・マイナス・ワンの芸術 / 映画音楽と純音楽のはざま / ◆第五章 伊福部舞踊音楽の世界 / 舞踊劇を彩る伊福部音楽 / 江口隆哉・宮操子『プロメテの火』 / 舞踊作品の傑作群 / 舞踊音楽の昇華 / ◆第六章 伊福部音楽が到達した次元 / 純音楽作品の展開と道程 / 伊福部音楽再評価の時代 / 1990年代の活動 / 大楽必易 / ・文庫版あとがき / ・参考資料 純音楽・舞踊音楽作品リスト 1933〜2004年 / ・参考資料 映画音楽作品リスト 1947〜1995年

【著者紹介】
小林淳 : 映画関連著述家。主に日本映画、外国映画にかかわる文筆・評論活動を行う。映画から流れてくる音楽類の形態と映像・作劇における効用をテーマのひとつに据える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • NyanNyanShinji

    伊福部昭の生涯とその作品を分かりやすく描かれている。時折時系列が崩れてアレ?となる事も。それと並行して読んでいる片山杜秀の『大楽必易:わたくしの伊福部昭伝』の濃度の濃さと比べると、伊福部の声が本書から聞こえてこなかったのは残念な事。とは言え手軽に伊福部昭の生涯に触れられるという意味と、巻末の伊福部の作品リストで充分に本書の価値は見出せるとは思う。

  • キュー

    伊福部昭といえば東宝SF特撮怪獣映画の音楽を多く担当した人としか認識が無かったが、結構な数の映画音楽を書いたと知ってすごい人だったんだなあと。多く映画音楽を手掛けた中に黒澤明作品があるのにこの本では特に触れていないのは何か理由があるのでしょうかね。脚本担当の伊福部さん映画デビュー作には触れていたけど。そして音楽的な話より伊福部さんのお兄さんが亡くなった理由とか伊福部さんが戦時に身体を壊した理由などがやはり戦争のせいだと思ったらちょっと怖くなりましたね。ともあれ伊福部音楽を色々聴いてみたくなった本でした。

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