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小説医療裁判 ある野球少年の熱中症事件

小林洋二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784587037802
ISBN 10 : 458703780X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2011
Japan

Content Description

熱中症で救急搬送された息子が死亡した。病院の治療に不信感を抱く両親。相談を受けた新人弁護士各務一朗は、期待に応えることができるのか。医療過誤における過失とは?因果関係とは?そして裁判の行方は?―。

【著者紹介】
小林洋二 : 1962年生まれ。1987年3月東京大学法学部卒業。1987年4月司法研修所入所(41期)。1989年4月福岡県弁護士会に登録。水俣病福岡訴訟弁護団、九州HIV訴訟弁護団、らい予防法違憲国家賠償請求訴訟弁護団等に参加1995年〜2010年九州・山口医療問題研究会福岡県弁護団事務局長1998年〜現在患者の権利法をつくる会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • takizawa

    新人弁護士のもとに舞い込んだ医療事件が軸になっている。読者は主人公の立場に立って医療裁判・医事法の基本的な知識を身につけることができる。民訴で学んだ専門委員の関与や鑑定に対する評価が登場人物の口を借りて語られていたりして,法律の勉強に深みが出るような読書体験となった。

  • おサゲっち

    危機管理を考えるために読んでみたらいいよと進められた一冊。危険信号がどこで発せられ、危険に対処する義務、そういったものの争点のコントロールや、裁判に向けての準備が新人弁護士の目で描かれていた。 しかしながら、やはり小説と銘打っているだけ合って、巻末の遺族のコメントのシーンではじーんとこみ上げてくるものがあった。

  • Ryosuke Awai

    相続関係の本の合間に、休憩がてら読んだ小説です。兄弁に貸していただきました。 小説といいつつ、最高裁判例の紹介をしつつ因果関係論に簡単に触れたりしており、少なくとも法学部生じゃないとなかなか読むのが大変だろうという内容でした。 医療過誤事件の相談から一審判決までの簡単な流れが分かり、内容的にも面白いものでした。

  • ユーユーム

    患者側で医療事件を手がけている弁護士が執筆した小説。事件の受任から訴訟を経て終結までが描かれている。ストーリーとしても単純に面白いが、医療事件の判例や医療訴訟についての勉強にもなる。弁護士への依頼について亡くなった患者の母親は積極だが父親は消極という場面はとてもリアリティーがあった。

  • 八索

    『医療は、本質的に危険を伴っている。まず、患者自身の疾病が、適切な医療措置が講じられなければ死亡するという危険性を含んでいる。また、それに対して講じられるべき医療措置も、場合によっては命に関わる危険性を持っている。医療は、二つの危険の間の細い道を進む。一歩間違えば、どちらかの谷に転がり落ちる。それは、もちろん患者の生命・身体の危険を意味するが、その危険は、医療者にとっては自分の責任が追及される危険と背中合わせだ。』書かれている熱中症への対応を『すべて』大学で教えられているのかが気になるところ。

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