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肉食屋敷 角川ホラー文庫

小林泰三

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041137734
ISBN 10 : 404113773X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan

Content Description

ジュラシック・パークに刺激された研究者が6500万年前の地層の中にあったDNAから地球外生命体を復元してしまう「肉食屋敷」など4編を収録した、五臓六腑に染み渡る、暗黒の短編集。

【著者紹介】
小林泰三 : 1962年京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」で第10回SFマガジン読者賞国内部門、2012年『天国と地獄』で第43回星雲賞日本長編部門、14年『アリス殺し』で啓文堂書店文芸書大賞、17年『ウルトラマンF』で第48回星雲賞日本長編部門を受賞。著作に「メルヘン殺し」シリーズ、『人獣細工』『ΑΩ超空想科学怪奇譚』『脳髄工場』『人外サーカス』『代表取締役アイドル』『未来からの脱出』など多数。20年11月逝去。21年、第41回日本SF大賞功績賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • キナコ

    久しぶりの小林先生作品。SFホラーの中でも逸材。地球外生命体の増殖方法や怖さが逸脱してるよなあ。人の精神がおかしくなっていく様がリアルで鳥肌が立つ。どれも短編ではあるが、どれも濃厚な作品。人によっては文章の生々しさが苦手かも。言葉遊びが好きな人にはおすすめかな。個人的には『獣の記憶』が好き。人の精神構造の曖昧さと思い込みを鋭く書いていると思う。

  • Ayah Book

    Kindleで読みました。どれもなかなか面白い短編集。中でも「ジャンク」はSFかと思いきや叙述的なところもあって楽しめた。「獣の記憶」だけはちょっとご都合的というか、そううまくいかんやろと思ってしまうところはあったが、まあ面白く読みました。

  • スプリント

    かなりグロい描写が多いが嫌悪感を抱かせずに読み進めることができる文章はさすがです。

  • Porco

    作者初期に書かれた四篇の短編集。怪獣,西部劇,サイコスリラー,ミステリと手を替え品を替えたホラー作品で構成されている。表題作『肉食屋敷』は作者が解説で言っているように、B級モンスター映画で1番面白い場面である、解決する主役が登場する前のイントロダクションとして悲惨な目に合う登場人物Aの行動を追ったような作品であり正直映像化してほしい気持ちがある。 (1/2)

  • nil

    装丁が変わったならやはり買わざるを得ない訳で。本作はかなり久しぶりの再読。『わざわざゾンビを〜』でぼんやり覚えた既視感の源は「ジャンク」だったのか。意外なところですっきり出来た。久々に読んでも「妻への三通の告白」と「獣の記憶」が変わらず好み。改めて『人獣細工』と本作を続けて読んでみて自分が狂気を孕んだ主人公モノを好む傾向にある気がしてきたが、よくよく考えたら小林泰三作品のほとんどがそうだった。近いうちにヤスミン祭りがしたい。 『ΑΩ』も復刊したし、昨今のホラー小説ブームに乗じてまだまだ盛り上がって欲しい。

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