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家に棲むもの 角川ホラー文庫

小林泰三

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041152560
ISBN 10 : 4041152569
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan

Content Description

――天井を見ていると、引き摺り込まれちまうよ。

寄木細工のように継ぎはぎだらけ、畳は腐り今にも崩れそうな、異様な襤褸屋敷。
文子は姑の世話をするために、娘と夫とともにこの家に引っ越してきた。
単身赴任で夫は家を離れ、3人での生活が始まるが、不穏なできごとが文子のまわりで起き始める。
娘がなんども目撃する奇妙な老婆。異常な量の食事を欲しがる姑。過去に屋敷で起きた殺人の噂。部屋のいたるところから感じる不気味な気配‥‥
やがて文子は、この家に秘められた真実に直面する――(「家に棲むもの」)。

『玩具修理者』『人獣細工』『肉食屋敷』の著者が送る、恐怖と驚きに満ちた7編。

【著者紹介】
小林泰三 : 1962年京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」で第10回SFマガジン読者賞国内部門、2012年『天獄と地国』で第43回星雲賞日本長編部門、14年『アリス殺し』で啓文堂書店文芸書大賞、17年『ウルトラマンF』で第48回星雲賞日本長編部門を受賞。20年11月逝去。21年、第41回日本SF大賞功績賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • つばめ

    短編ホラー。小林さんの独特な世界観が散らばっている、かなり粘度の高い一冊。小林さんの書く小説ってどろっとした不気味さが魅力なんだけど、本作はそれが突き抜けていてとっても気持ち悪い。読んだ後に手を洗いたくなるようなべとべと感。ホラーの中でも面白い方向性だなって。どの話もインパクトが強くて、混ざり合って夢に出てきそう。短編なのに重みがすごい。

  • いくつか既読の話もあったが最初の「家に棲むもの」が一番不気味だった。

  • ぽろん

    途中で断念。異常な世界。気持ち悪くて、最後まで読むことが出来なかった。私には、合いませんでした。

  • キナコ

    作者買いした作品。SFホラー作品が多く、ヒトコワ系も多い。家の不気味さや人の食生活をここまで深く考えてねじまけたら恐怖を感じるのだと分かった。一番怖かったのは『おじいちゃんの絵』恋愛ものも小林先生にかかれば恐怖となる。読みはじめの違和感が徐々に大きくなって、狂気へと変化していく様が魅力的であり恐怖そのものかと思える。

  • 備忘録

    グロと狂気に充たされた短編集 現実に起こればもちろん怖いが、作品として読む限りは怖いよりも嫌が強い

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