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明治という時代

小林敏男

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784639023128
ISBN 10 : 463902312X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2014
Japan

Content Description

近くて遠い時代、明治。江戸時代の歴史と明治維新の関係性から説き起こし、文化的な側面に焦点を当てることで、明治時代特有の人間性・精神に迫る。

目次 : 第1章 近代の成立と江戸時代(近代以前と封建制/ 江戸時代史の再検討 ほか)/ 第2章 日本近代史学と筆禍事件(喜田貞吉筆禍事件/ 南北朝正閏論争 ほか)/ 第3章 『夜明け前』の歴史的考察―国学思想との関連で(『夜明け前』の批評と藤村の歴史意識/ 『夜明け前』にみる藤村の明治維新観 ほか)/ 第4章 藤村操の自殺と明治の青春(藤村操の残したもの/ 藤村操の自殺の背景 ほか)/ 第5章 乃木将軍の殉死と明治の精神(殉死の系譜/ 乃木将軍の殉死の意味 ほか)

【著者紹介】
小林敏男 : 1944年長野県長野市に生まれる。1978年東京教育大学大学院文学研究科(日本史学)博士課程単位取得退学。1995年博士(歴史学)(國學院大學)。現在、大東文化大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 人生ゴルディアス

    よく、海外のことを知るにはそこに住まねばならない、的な意見があるが、歴史学者か誰かが、普通はその国に住みその国に生まれた人でも、自分たちの国がどういうところであるかは、実のところ誰かが書物に記したもので認識している、といって、なるほどと思った。本書は文字に心情や思想を綴った一部の人々(様々な論を選んではいるが)による明治時代、と言えるかもしれないが、その意味で、意義ある一冊だろう。個人的には、「子は父に似るのではなく時代に似る」という社会学者の言葉に従い、藤村操の章が参考になるのではと思った。

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