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光琳、富士を描く! 幻の名作「富士三壺図屏風」のすべて

小林忠

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784096823576
ISBN 10 : 4096823570
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2021
Japan

Content Description

2020年秋、研究者の間でのみ知られていた、尾形光琳の幻の名作が日本で初公開された。そこに描かれていたのは、なんと堂々たる富士山!日本美術史上でも、きわめて人気の高い絵師=光琳が、日本の象徴=富士を描いていたなんて!いまなぜ、この大作が世に出てきたのか?なぜ、光琳は富士を描いたのか?日本美術史を塗り替えかねない大作の初公開。そこに秘められた謎と、尾形光琳の思想性を、江戸絵画研究の第一人者、小林忠が大胆に推理する!

目次 : はじめに 光琳が描いた「富士」との衝撃的出会い/ 序章 俵屋宗達から尾形光琳へ『富士三壺図〓風』を生み出した琳派の系譜/ 1章 『富士三壺図〓風』の魅力を読み解く!/ 2章 『富士三壺図〓風』の真贋を徹底検証する/ 3章 『富士三壺図〓風』に込められた思想性に迫る―光琳はなぜ、富士を描いたのか/ あとがき 新たな作品との出会い“蛮勇”と「読画」

【著者紹介】
小林忠 : 美術史家。学習院大学名誉教授。岡田美術館館長。国際浮世絵学会名誉会長。1941年、東京都生まれ。東京大学大学院修士課程修了。琳派研究を専門にした日本美術史研究の泰斗、山根有三氏に師事。東京国立博物館絵画室研究員、名古屋大学助教授、東京国立博物館情報調査研究室長を経て学習院大学文学部教授。1999年より2012年まで千葉市美術館館長、2011年より2021年まで『國華』主幹。浮世絵、琳派から伊藤若冲、水墨画に至るまで江戸絵画研究の第一人者であり、日本美術史研究の権威(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 遠い日

    尾形光琳が描いた富士。『富士三壷図屏風』の魅力から、真贋を見極める検証ポイントなど、作品の核心に迫るアプローチ。門外漢なので詳細な点まで理解しきれたかどうかは心許ないですが、楽しめました。一部横に広げて見る原寸大のページも挟まれ、絵の質感みたいなものに触れられるのもいい。金の鮮やかさが印象的。

  • kaz

    光琳の富士の絵は初めて観たような気がする。真贋について議論もあるようだが、仮に光琳本人の作ではなかったにせよ十分な迫力は感じられる。琳派の類似の作品が並べられているのも嬉しい。図書館の内容紹介は『2020年に日本で公開された「富士三壺図屛風」。今、なぜこんな大作が世に出てきたのか。光琳はなぜ富士山を描いたのか。秘められた謎と光琳の思想性を、江戸絵画研究の第一人者が検証する。観音開きのページあり』。

  • fuku

    俵屋宗達の松島図が好きなので手に取りました。原寸大本に慣れていなくて、最初は戸惑いましたが、慣れるとすごいもんだわ。ひぇ〜っ、って思える。ぜひ実物が観たいです。

  • ふー

    ふむふむ、そう見ることもできるのね、と思いながら読みました。

  • 渓流

    目の保養になった。心豊かにするには、目には絵を、耳には音楽を、口には詩歌を、と言うが、目に光琳はドンピシャ。

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