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中国戦線、ある日本人兵士の日記 1937年 8月-1939年 8月 侵略と加害の日常

小林太郎 (Book)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784406062985
ISBN 10 : 440606298X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

南京攻略戦、徐州作戦…貴重な現場の記録。

目次 : 日記本文 1937(昭和12)年8月24日〜同年11月6日(解説 「北支事変」(華北)戦場へ)/ 日記本文 1937(昭和12)年11月7日〜同年12月5日(解説 南京攻略戦へ)/ 日記本文 1937(昭和12)年12月6日〜1938(昭和13)年1月21日(解説 南京占領と大虐殺)/ 日記本文 1938(昭和13)年1月22日〜同年9月5日(解説 徐州作戦の戦場)/ 日記本文 1938(昭和13)年9月6日〜1939(昭和14)年8月15日(解説 武漢三鎮の軍事占領と内地帰還)

【著者紹介】
小林太郎 : 1910年生まれ。1972年死去

笠原十九司 : 1944年、群馬県生まれ。都留文科大学名誉教授。東京教育大学文学部卒業、東京教育大学大学院修士課程中退。学術博士(東京大学)

吉田裕 : 1954年、埼玉県生まれ。一橋大学名誉教授。東京大空襲・戦災資料センター館長。東京教育大学文学部卒業、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Toska

    一つ前に読んだ『日中戦争従軍日記』の著者と同じ第16師団に属し、ほぼ同じ期間(1937〜39年)従軍した歩兵の日記。二人がどこかですれ違ったこともあるかもしれない。内容はこちらの方がはるかに簡素だが、白兵突撃を詳しく描写している辺りは流石に歩兵。また、黄河決壊後の苦しい行軍が祟ったのか、大腸炎で長期の入院を強いられたことも。野戦病院では「戦友○名死亡」の記述が続き、悲惨な状況がしのばれる。

  • 老人秘唱

    先ずこの日記を提供した遺族に敬意を表します。この悲惨な侵略紀行の姿を無意識に描いた本人―当時の日本人の平均な姿だったと思う―他国人を人間と見做さない無知識さが恥ずかしくも明瞭に出ている。そして、糧食補充の貧弱さ―昔から日本人は「現地調達」を是としていたことに、呆れる。 これでは、略奪・暴行・強姦が連発するのも無理はない。戦争と言へば日本人は「焦土と化した爆撃」を思い出すだろうが、我々の親兄弟が行ってきた中国への暴虐・加害を知らされなった事への事実を、知るべきだという実証本だ、と思う。

  • Arte

    日中戦争に従軍した兵士の日記と、その背景の解説を収録したもの。解説が話を広げ過ぎて何だかな、と思わないこともなかったが、この解説がないと日記がさっぱり分からないのも事実なので、これで良いのだと思う。作者は筆マメな技術者で、愛国的なたぶん当時の普通の人。

  • 森永大聖

    日本兵に人権意識がないから中国人に惨いことができたという記述は納得した。

  • takao

    ふむ

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