Books

自己語りの社会学 ライフストーリー・問題経験・当事者研究

小林多寿子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784788515864
ISBN 10 : 4788515865
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

かけがえのない一人ひとりのライフ(生活と人生)、自己表現、人生の転機、当事者の生きづらさの語りとは。対話的構築主義・自己物語論・ナラティヴアプローチ・サファリング研究・エスノメソドロジーなど社会学による最新の質的研究を凝縮した一冊。

目次 : 第1部 自己表現の語り(「いま」を確かに残す―ライフログとアイデンティティの視覚化/ なぜ演じるのか―フィクションに託すサファリングの語り/ もうひとつのドクターズ・ストーリー/ 人生の転機について語る人々―自由記述を量的にとらえる方法/ 自己を語ること・人生を書くこと―ともに書く自分史の世界 ほか)/ 第2部 問題経験の語り(薬物をやめ続けるための自己物語―再使用の危機に直面したダルクスタッフの語り/ 私利私欲を手放し、匿名の自己を生きる―12ステップ・グループと依存症からの回復/ 人生が変わるとき―薬物依存からの「回復」の語りとライフストーリーの理解可能性/ 「ペドファイルである」という問題経験の語り―英語圏での言説のせめぎあいをめぐって/ 当事者研究が生み出す自己)

【著者紹介】
小林多寿子 : 一橋大学大学院社会学研究科教授

浅野智彦 : 東京学芸大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • コジターレ

    社会構成主義、ナラティブあたりに関心がある人は興味深く読める本だと思う。かつて専門だったアディクションの章はもちろんのこと、ユニークフェイスとドクターズ・ストーリーの章は大変興味深かった。語られることでしか見えない真実、語ってこなかった人々の語り、語ることによる生き直しの作業など、物語りの意味を読者に投げかける良書だと思う。

  • ポカホンタス

    文字通り、さまざまなテーマ、切り口で自己語りの社会学が展開されている。11人の論者がそれぞれ論文を書いているので、1編ずつが短く、また内容的にもわかりやすさが重視されていて、読みやすいが、物足らなさを感じた。とはいえ、雑居的に散在する諸研究をとりあえず一望できるオムニバスとして「フムフム」と読め、知識の整理になった。

  • バーニング

    依存症について書かれた部分が気になって読んだが、全体として思った以上に面白かった。ライフストーリー、あるいは自己語りといったこの分野はもう少し堀り下げてみたい。

  • Go Extreme

    自己のライフ語り 自己語り 自己経験の様式 他者への理解表現 遡及的な再構成 語り手と聞き手の相互作用 現在の自己再構築 歴史 ヒストリー 個人 ストーリー 事実か 意味か 物語か 関係か 自由回答欄の自己語り 手帳 日記 ライフログ 他者のまなざしと自己 手帳の引力と斥力 内面的経歴の重要性 転機という概念装置 自己納得の物語 自己了解と他者批准 個性ある個人の研究 反復プロセスの把握 語りの評価という規範 語り時期で変わる自己語り 語り手と聞き手の共同作業

  • kapo54

    論文集

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items