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牛乳から世界がかわる 酪農家になりたい君へ かんがえるタネ

小林国之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784540241017
ISBN 10 : 454024101X
Format
Books
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

牛乳が余ってもバター不足がおきるわけ、牛のゲップと地球の温暖化の関係、「土壌の世界の住人」を中心に考えるリジェネラティブ農業のこと、酪農家たちの考える「牛に優しい飼い方」とは、農家の仕事と生活をまるごとサポートする農協の役割‥‥牛と共に暮らす「酪農」を知れば、世界がわかる。「牛乳」が生まれる現場を歩けば、見える世界がかわる。2つの学びで食・農・環境の今を探究するための超入門! 酪農家になりたい人はもちろん、酪農に興味がある人すべてにやさしく解説する、「モー太郎」のマンガ付。

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目次
【モー太郎の酪農漫画】
【座学編】
Lecture1.牛は人間が食べられない「草」を食べて生きている――日本の酪農のお話
Lecture2.牛が食べる飼料と、エサを育てる肥料はどこからきている?――自給と輸入のお話
Lecture3.バターは不足、でも牛乳は余るのはなぜ?――加工と流通のお話
Lecture4.牛のゲップはほんとうに環境を破壊しているのか?――酪農と環境のお話
Lecture5.牛舎で牛を飼うことは「牛に優しくない」のか?――アニマルウェルフェアのお話
Lecture6.リジェネラティブ農業の実現に必要なものとは?――酪農・土・地球の未
【実践編】
酪農家になりたい! 夢を叶えるために北大へ進学
Interview1 ベイリッチランドファーム
Interview2 石田牧場
Interview3 ノースプレインファーム
Interview4 JAけねべつ(計根別農業協同組合)
取材を終えて見えてきた、「酪農家」への道!

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「わかる」ことは「かわる」こと!
酪農を知れば、世界がわかる「座学編」
牛乳が生まれる現場を歩けば、見える世界がかわる「実践編」
2つの学びで食・農・環境の“今”を探究する人のための超入門!

なぜ牛乳が余るのにバター不足になるの?
酪農家の考える「牛に優しい飼い方」とは?
酪農の現場を15年歩いてきた著者が伝えたい、酪農家から教わったこと
一杯の牛乳から見えてくる、君と世界をつなぐ物語

【著者紹介】
小林国之 : 1975年北海道生まれ。北海道大学大学院農学研究院准教授。北海道大学大学院農学研究科を修了の後、イギリス留学。助教を経て、2016年から現職。主な研究内容は、農業・農村振興に関する社会経済的研究として、新たな農村振興のためのネットワーク組織や協同組合などの非営利組織、新規参入者や農業後継者が地域社会に与える影響など。また、ヨーロッパの酪農・生乳流通や食を巡る問題に詳しい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • MI

    図書館の新刊本。酪農は、放牧と牛舎で飼う2種類がある。放牧はのびのびと牛にストレスを抑えるが、夏の暑い日でも外に出す時はストレスがかかる。放牧は牛の糞尿で土が循環する。牛舎ではとうもろこしや大豆の穀物を食べる。穀物は輸入に頼っている。草より穀物の方が生乳は倍の量が出る。牧場のインタビューがよかった。@ロボットで搾乳する牛舎。A循環型放牧B少ない牛で生乳からチーズまでの加工する牧場。酪農ヘルパーを初めて知った。その土地に応じたやり方があり、牧場経営している家族や酪農大学生の想いが聞けてイメージが変わった。

  • けんとまん1007

    近くに酪農家・牧場がありながら、知らないことの多さに驚くくらい。その方々の日常の一端を知っているので、多少は、知っていることもあった。ただ、それよりも広い視野で考えると、子の本になるのだと認識。環境・経済・暮らし・動物福祉などの視点で考えること。人は、自分が口にしているもののことを知ることで、変わりうるものだと思う。そんな人が一人でも増えると、社会のありようも変わりうる。装丁にある「わかる」ことは「かわる」こと・・が心に残る。

  • あみやけ

    牛乳も面白い。いろんなこととつながってます。毎日、何気なく飲んでますが。ご苦労を意識しないと。どの産業も外国とのつながりが難しい。保護をするのも難しそうだし。学校給食がなくなると大変なことになりますね。また来年度も酪農体験に行きたくなりました。いずれにしてもいろんな角度から物事を判断していかないとですね。

  • Toshi

    読み友さんから。 日本の酪農の仕組み、歴史、環境から、アニマルウェルフェアやリジェネラティブ農業など今日的テーマまで、広くわかり易く網羅した良著です。「実践編」では、酪農家を目指す北大生と、2件の特長ある牧場、そして農協を訪ねます。副題が「酪農家になりたい君へ」とありますが、読者の対象として小中学生にはちょっとハードルが高い印象。

  • kirinsantoasobo

    図書館本。毎日飲んでいる牛乳の世界。牛乳が苦手な人もいる中、日本ではたくさん飲まれているのですね。しかし、乳牛の飼料がほぼ輸入だということに驚きました。牧草だけでは搾乳の量が少なく、たくさん搾乳できるようにトウモロコシや小麦をあげているそうです。輸入の4割が飼料となるそうですが、それを主食にする国もあるかもしれないし、輸出するために農地拡大をして森林破壊をしている事実もあるそうで複雑な気持ちになりました。日本は廃棄する食べ物の量がとても多いと聞きます。溢れ過ぎな世界がもう少しシンプルになるといいです。

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